内容説明
皆様に愛されて、シリーズベストセラー!
美しいレンガ造りの建屋が目をひく老舗文房具店の「四宝堂」。多種多様な文房具の販売だけでなく、紙漉きやカリグラフィーのワークショップなども開催される銀座の名店だ。
そんな店を一人で切り盛りするのは、時代遅れと言われかねないほどの細やかな接客が評判の宝田硯。硯のもとには今日も様々なお客が訪れて――。
心優しき校務員さんと一緒に折ったフラワーペーパーに、理不尽な上司と戦った先輩社員との思い出があふれるスケッチブックなど。遠い記憶の中の文房具が、今再び、この店で輝きを取り戻す。
しみじみ泣けると話題の大人気文房具小説、待望の第7弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
122
シリーズ7作目でやはり文具にかかわる5つの話が収められています。「「道具箱」「ファイル」「フラワーペーパー」「スケッチブック」「多機能ペン」です。いつもながらのこれらの小物にかかわる話なのですが、「フラワーペーパー」が印象に残りました。学校にはここでは校務員といっていますが必ず1名はいたような気がします。その用務員さんが絡む話でほろっとさせてくれます。私も「多機能ペンは」は持っていましたが使い切らなかったのを思い出しました。2026/05/07
おしゃべりメガネ
100
シリーズ第7弾です。タイトル通り、文房具はちゃんと登場しますが、本作の醍醐味はその文房具にまつわるエピソードがとてもドラマチックなところかなと。店主「硯」と幼なじみの「良子」の結婚へのカウントダウンは着実に進んでいるようで安心しました。本作では過去作品以上に「硯」の祖父である「硯水」さんのエピソードが綴られているのが、何よりです。特にラストのバーテンダーの話はこのシリーズならではのほっこりエピソードでした。どの話も大切な人と働くつながりや育成にまつわる記述はホロリとさせられます。自分もこうありたいですね。2026/04/16
ぼっちゃん
52
シリーズ第7弾。このシリーズ本を読む時はどんな文房具なのか調べながら読むが、『ツガの手提げ小箱』は確かに小学校とかで各自の名前のはんことか入っていたなと懐かしい。また『ぺんてるのマルチ8』というシャープペン型の色鉛筆であれば、カクテルとかの絵を描き他のお店などを研究するにはもってこいですね。話としてはデジタル化についていけないベテラン社員が、昔ながらの手書きの良さを示す『ファイル』が良かった。2026/04/11
カブ
51
楽しみなシリーズも7集目になりました。文房具好きにぴったりのお話。銀座の裏通りに行くと本当にあるような、あって欲しいような文房具店です。ホテルのバーにも行ってみたいし、美味しいカクテルも飲んでみたい。ぺんてるの「マルチ8」も試してみたい。2026/04/23
真理そら
49
息子の就職祝いを探しに来た夫婦の物語。デジタル時代に取り残されそうになった会社員の物語。有能な校務員の物語。テレビ局員のAD時代の思い出と昨今のオールドメディアだのオワコンだのと言われがちなテレビ局の話。それぞれの物語に多種の文房具が登場して楽しかったが「お花紙」という呼称は知らなかった。2026/04/07
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