小学館文庫<br> 銀座「四宝堂」文房具店6

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小学館文庫
銀座「四宝堂」文房具店6

  • 著者名:上田健次【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 小学館(2025/10発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784094074963

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内容説明

大好評の「文房具」小説、待望の第6弾!

風に揺れる柳並木と円筒形のポストのすぐそばに佇む文房具店・四宝堂。創業は天保五年と古いが、豊富な品揃えと店主・宝田硯の人徳により今なお地元の人に愛される銀座の名店だ。そんな四宝堂には、今日も様々なお客が訪れて――。

父の急逝により何の準備もないまま実家の旅館を継ぐことになった青年に、新入部員の勧誘に頭を悩ますキャプテンの中学生など。困りごとを抱えたお客たちを、ミステリアスな店主が今日も優しくもてなしていく。「ずっと続いてほしい」と願う声が止まない、大人気シリーズ第6弾。

老舗ホテルに勤めていた若き硯のエピソードも収録!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

118
このシリーズもいつの間にか6冊にもなっているとは思いませんでした。今回は5つの話(「スタンプ」「フェルトペン」「消しゴム」「レポートパッド」「折り紙」)が収められていて、この店の主人の若いころ働いていたホテルマンの仕事ぶりも描かれています。私は地方の観光地を再生する話の「スタンプ」と私も愛用している「消しゴム」の話が印象に残りました。それにしても悪い人は出てきませんね。読んでいて肩の力が抜けます。2025/11/07

ぼっちゃん

49
シリーズ第6弾。先輩歌手の付き人となった「フエルトペン」の先輩のレコードを1枚でも買ってもらいたいという思いが伝わる人としての”背中”がかっこよかった。また硯さんが老舗ホテルに勤めていた時のエピソードの「折り紙」も硯さんらしい行動、また先輩の想いやりある叱責も良かった。「消しゴム」に出てくるスーパーカー消しゴムとBOXYのボールペンは懐かしかった。2025/10/05

みんとあめ

41
愛してやまないシリーズの第6弾。今作も文具店「四宝堂」と「ほゝづゑ」に癒された。どの世代のお話にも気づきがあり、じんわりと心温まって優しい気持ちになれる。人との出会い、繋がりを大切にしようと改めて思うし、縁を深くするのは自分次第、誠実に行動した結果は目に見えずとも自分に蓄積され、ちゃんと結びついていくのかな。どのお話も好きだが、特に「消しゴム」「折り紙」が好き。硯の若き日のエピソードなんてファンにはたまりません。硯と良子のやり取りは変わらずほっこり。次も楽しみにしています!2025/11/11

カブ

32
大好きな文房具店「四宝堂」。待っていましたよ。今回も5つの文房具がタイトルのお話。どのお話も胸の奥がほっこりするようなやさしい気持ちになれる作品です。2025/11/23

一華

22
シリーズ六作目…今回は『ほゝづゑ』の良夫さんの若かりしのころの話や硯さんのホテルマン時代の話もあり、いつもの「四方堂」とは趣きが違うが、硯さんがとにかく心根の優しいひとでこちらも柔らかな気持ちになりました。いつか…「四方堂」で買い物し、『ほゝづゑ』でひと休みしてみたいですね。2025/10/31

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