内容説明
シリーズ既刊が続々重版、待望の第3弾!
どこかミステリアスな青年・宝田硯が店主を務める文房具店「四宝堂」。品揃えの良さはもちろんのこと、オリジナルのブックカバー制作やインク調合のワークショップなども好評の知る人ぞ知る銀座の名店だ。
そんな店を一人で切り盛りする硯のもとには、今日も様々な事情を抱えたお客が訪れて――。
ずっとそばで支えてきた若旦那から暇を出されたベテラン職人。家事や子育てに追われ疲れ果て、プライベートが充実する友人をつい羨んでしまう女性など。モヤモヤを抱えた人々の心が思い出の「文房具」の魔法でじんわり解きほぐされていく。
大人気シリーズ、待望の第3弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
119
シリーズ3作目で、「ブックカバー」「シール」「原稿用紙」「フィールドノート」「模造紙」と5つの文房具の名前が主題となっている5つの物語が収められています。ライトノベルながらいつも楽しませてくれます。読んでいてテレビドラマ(ほとんど見ないのですが)のようなイメージを持ちました。特に「原稿用紙」は主人公の中学時代に話から始まり、その時の担任の先生とのやりとりの話に心打たれました。2024/04/29
涼
110
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/05/post-5694f3.html このシリーズの困った点は、記載されている文房具をすぐ買いたくなることです。 今回も、泣ける話が多かったです。2024/05/14
貴
84
銀座といえば、虎屋の「 夜半の月」曇り空にうっすらと浮かぶ満月をイメージした、小倉餡を挟んだやわらかい焼菓子 ! 資生堂パーラの「カスタードプリン」濃厚な卵とこくのあるジャージー牛のミルク ! 食べ物ばかりではないか? 2024/10/10
チーママ
71
ヘビーな作品の合間にこういう心温まる作品を読むとホッとする。それとこれは連作ものの醍醐味だが、前作に出ていた人物がさり気なく登場するのはやっぱり嬉しい。シリーズ三作目もさまざまな事情を抱えた客たちが四宝堂を訪れ、硯のナイスアドバイスに心を解きほぐし新しい一歩を踏み出していったが、今回は喫茶「ほゝづゑ」の看板娘・良子の活躍が光った。幼なじみの太一に二人の仲を突っ込まれた硯は慌てていたけれど、そろそろハッキリしないとね。2025/01/26
ぶんこ
65
このシリーズを読んでいると文房具熱が急上昇。色々と検索した中で注文したのが『野帳』どこにいても書き込めるというのが魅力的。読書メーターに感想を書くために、書類の裏の白紙を使っているのですが、自宅外では恥ずかしい。ちょうどいいのが見つかってラッキー。そして今回も万年筆!読み終わったあと、つい興奮。夫の持っていた卓上万年筆とインクを私用にゲット。今回の物語では「原稿用紙」が感動でした。貧しかった少年が社長となり、一緒に永年勤続してくださっている社員への感謝状を作成。その心意気が素晴らしい。銀座で焚き火⁉︎2024/08/24
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