小学館文庫<br> 銀座「四宝堂」文房具店

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小学館文庫
銀座「四宝堂」文房具店

  • 著者名:上田健次【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 小学館(2022/10発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~7/26)
  • ポイント 175pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094071924

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内容説明

いつまでも涙が止まらない――。

銀座のとある路地の先、円筒形のポストのすぐそばに佇む文房具店・四宝堂。創業は天保五年、地下には古い活版印刷機まであるという知る人ぞ知る名店だ。

店を一人で切り盛りするのは、どこかミステリアスな青年・宝田硯。硯のもとには今日も様々な悩みを抱えたお客が訪れる――。

両親に代わり育ててくれた祖母へ感謝の気持ちを伝えられずにいる青年に、どうしても今日のうちに退職願を書かなければならないという女性など。

困りごとを抱えた人々の心が、思い出の文房具と店主の言葉でじんわり解きほぐされていく。

いつまでも涙が止まらない、心あたたまる物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

はにこ

226
ハードな読書が続いた時に読みたいような本。文房具を求めにやってきたお客様に寄り添う店主。スマホが発達して手紙を書くことがめっきり少なくなったけど、紙から心を込めて選ぶのって素敵だし、もらったら嬉しいよね。嫌なヤツもほとんど出てこないので気持ちよく読み進めることができた。学生たちの恋の話が甘酸っぱくて良かったな。2024/05/31

Kokopelli

188
ちょいと用事があって読了まで時間がかかったが、読めばスイスイ進む。銀座の路地にある個人経営の文房具屋「四宝堂」が主な舞台。そこの三十代半ばの独身男性店主宝田硯が主人公なのであるが、短編集であるこの本は、各話のエピソードの中心人物の主観の思いや言葉で描かれている。そして各話ともそれぞれが胸にジーンと来る話で、電車で読んでいて落涙の不覚は数度・・・この文房具屋の2階には一度訪れてみたい。良いのは好きなシステム手帳やロディアの#12なども登場し、やはりイイものは良いなぁと思う。次のIIも来たので、続けて読もう。2024/03/01

187
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/03/post-e16623.html 収録作は、【万年筆】【システム手帳】【大学ノート】【絵葉書】【メモパッド】と、いずれも魅力的なタイトルが並びます。2023/03/31

旅するランナー

185
文房具にまつわる人間ドラマ。モンブランの万年筆、ファイロファックスのシステム手帳、コクヨの大学ノート、絵葉書、ロディアのメモパッド。5人のお客様各々の思い出と、それに寄り添う店主の優しさが感動を生みます。こうして、銀座の片隅にある老舗文房具店の店主の人柄に惚れた読者は次回作も読みそうです。2025/12/05

佐藤(Sato19601027)

182
ほっこりして、心が温まる文房具をモチーフにした五つの物語。銀座の路地裏、円筒形ポストの真ん前の三階建てビル。文房具店「四宝堂」の店主は宝田硯という。物腰が柔らかくて、お客様に対して丁寧すぎる対応をする優しい店主だが、少し穿った見方をすれば、結構なお節介焼きと言える。少し前の日本のご近所さんを思い出す。色々な問題ごとについて、誰かしらお節介を焼いていたような気がするが、今では、すっかり薄れてしまった関係性だ。しかし、この優しさを忘れてはいけないと思う。自分の気持ちを素直に相手に伝える大切さを教えてくれる。2025/02/22

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