内容説明
感動の声、続々。待望のシリーズ第2弾!
銀座の文房具店「四宝堂」は絵葉書や便せんなど、思わず誰かにプレゼントしたくなる文房具を豊富に取り揃える、知る人ぞ知る名店だ。
店主を務めるのは、どこかミステリアスな青年・宝田硯。硯のもとには、今日も様々な悩みを抱えたお客が訪れる――。
クラスメイトにいじられ浮いていると悩む少女に、定年を迎え一人寂しく退職していくサラリーマンなど。モヤモヤを抱えた人々の心が、あたたかな店主の言葉でじんわり解きほぐされていく。
いつまでも涙が止まらない、感動の物語第2弾。喫茶店『ほゝづゑ』の看板娘・幼馴染みの良子と硯の出会いのエピソードも収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
115
銀座「四宝堂」がシリーズ化されたということなのでしょう。読んでいてほしおさなえさんのシリーズを思い出しました。これは文房具がはなしを繋いでくれています。気持ちがほっこりとしてほろりとさせてくれる物語です。5つの作品が収められています(単語帳、ハサミ、名刺、栞、色鉛筆)。特に単語帳、名刺が心に残りました。また主人公の生い立ちの話もあり、今後が楽しみになります。2023/10/07
涼
106
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/04/post-3556b9.html 職場体験に来た二人の話と、硯と良子のこれまでの話が面白かったかな。2024/04/12
貴
99
思いを寄せる人に、ペリカンの万年筆を渡す(スーベレーンM400)たぶん、緑のストライプのはずたと思うが、意表をついて青のストライプかもしれない、青だととてもレアだ。銀座老舗の店主は何色を送ったのだろうか ? 気になるがもう寝よう・・・もしかして赤のストライプなのか、眠れない !2024/09/24
はにこ
96
硯の幼少期が語られることで、四宝堂の歴史も分かる。どれも素敵なお話だったねぇ。単語帳で今まで育ててくれた親にサプライズするの面白かった。定年退職したおじさんの会社人としてのお話も良かった。こんなふうに勤めあげるの尊敬するな。文房具に全くこだわりがないけど、これ読んだらちょっと覗いてみたくなった。2024/06/12
33 kouch
81
1巻は文房具を通じ人間模様が語られていたが、2巻は物語のほうが主で、そこに文房具が登場するという感じ。感動するお話が多くそれはそれで良かった。特に「名刺」。目の前のことに誇りを持ち、愚直なまでに淡々とこなすことの美しさ。また彼を評価し、自らも汗をかく会長に感銘。目の前のことはあくまで試練で夢ばかり追う人々が多い昨今。例え今を手抜きで生きても、将来の夢のためと自身を正当化する。またそれを美談として礼賛する社会がここにある。名刺の彼らはそんな社会に埋没しているが、1番社会で大切で自分もそうなりたいと思った2025/02/23
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