内容説明
堕落した魔法使いサルマンが所持していたパランティールを、好奇心に勝てずに覗き込んだピピンは、魔王サウロンの見出すところとなる。ガンダルフは、パランティールをアラゴルンに預け、ピピンを連れてミナス・ティリスへ。一方ローハン軍召集のためにエドラスに向かう騎士達。空にはナズグールが飛び交い、風雲急を告げる中、物語は佳境へと近づく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まふ
34
愈々第3話、最後の大戦争。日替わり主役のように今度はピピンとメリーがそれぞれ活躍する。モルドール軍を迎え撃つゴンドール軍、救援に馳せ参じたローハン軍、そして死者の軍勢と西方国の領主たちを従えたアラゴルン達など、人間達の王国の連合軍と、モルドールとの戦争。今度もまたガンダルフが要所要所で大活躍する。すごい戦闘シーンが続くが、想えば魔王、冥王の戦い方はこちら側と大差がないようであり、もっと「悪魔的な戦い」が期待されたりして…。あとはいよいよ最後の第6巻である(G1000)。2026/02/22
こまごめ
12
いよいよモルドールの暗黒軍と本格的な大戦に。アラゴルン、ガンダルフ率いる正規軍はフロドが使命を果たす助けとなるために無謀な戦いに挑む。映画では語られない細かいエピソードが沢山あり面白かったです。さあ次巻で完結!2023/01/07
roughfractus02
9
本巻での戦いは、勝利を目的とするより登場人物たちが環境や他の人物との関係の変化の中でその心を激しくまたは徐々に変える場として描かれる。ホピット族のお調子者ピピンがゴンドールで従者となり、サルマンの水晶玉を覗いてサウロンの監視下に置かれると援護者が現れ、中つ国の状況が見え始める。一方息子ファラミルと確執する執政デネソールは息子の悲劇から狂気に沈む。他方モルドールとの戦いに備えて呪われた死者の軍団に会うため、人間族のアラゴルンはエルロンドの兄弟と決死の旅に向かう。束の間の勝利の歓喜は夥しい悲惨に包まれている。2025/05/13
泉のエクセリオン
8
サルマンのパランティーリを興味本位で覗いてしまったピピンを連れてガンダルフは、今やモルドールの影に覆われんとするゴンドールの城塞都市ミナス・ティリスに赴く。この都の眼前に広がる広大な平原において、中つ国史上最大の合戦「ペレンノール野の合戦」が行われる。モルドール軍を迎え撃つゴンドール軍、救援に馳せ参じたローハン軍、そして死者の軍勢と西方国の領主たちを従えたアラゴルン達。王の帰還、モルドール軍の指揮官である魔王を討ったエーオウィン姫とメリーの大金星など、あまりにもテンションの高い戦闘描写は必読の価値あり2025/06/11
つくし
3
デネソールとピピンとガンダルフの言葉のやりとりを読んでいると、もったいぶった言い回しの中にそれぞれの重さが見えて面白いです。他の人物もそうだけれど、現代のわかりやすい言葉じゃないからこそ、含まれた意味合いを汲み取る楽しさ。しかし物語はいよいよ佳境。エーオウィンの凛とした美しさが特に好きです。2023/09/03




