内容説明
瀬田、田中訳の完成形として、日本初刊行以来50年の2022年に刊行を始めた『最新版指輪物語』の最終巻。固有名詞と訳文の見直しを行った。本編では語られていない歴史の記述、固有名詞便覧など、『指輪物語』世界の案内書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
10
『ホビットの冒険』の続編『指輪物語』と両者の前史にあたる『シルマリルの物語』の同時出版を目指していた著者だが、『シルマリル』が遅れ、その代わりに前者の追補編としてその設定資料を編んだのが本書だという。その舞台となる「中つ国」に生きる各種族の統治者の年代記、物語の中心となるホビット族の家系図、物語に詳細がないサブストーリー設定から、暦法、いくつかの種族の言語設定(アルファベットから方言まで独自に設定される)、そして固有名詞の語彙集まで、幼い頃からこの物語の設定を続けていたという作者の重厚な構想が垣間見れる。2025/05/15
泉のエクセリオン
8
ヌーメノール国、ローハン国、アルノール国、ゴンドール国などの各国の王の系譜、アルノール王国の滅亡、ゴンドール国に王がいなくなった理由、ドワーフたちの戦い、各国の言語、中つ国第一紀の簡単な概略など『指輪物語』本編の補完というよりも『ホビット』『シルマリルの物語』などの中つ国サーガ全体の補完という趣の内容である。旅の仲間のその後の話、特にアラゴルンとアルウェンの種族を越えた恋の本当の結末など残酷なものもあるが、言語の創造など「ファンタジーの最高峰」と言われる理由はここにあるのではないか、と思った。2025/07/14
広瀬研究会
5
去年めでたく最新版が出た指輪物語だけど、本編を読む気力がないので追補編だけ買いました。カタカナ表記が刷新されていて「ボロミア」が「ボロミル」なのはまだしも「イシルドゥア」が「イシルドゥル」になると、こってりした味わいになった感じ。物語内でもさまざまな写本が存在することになっている指輪物語だけに、こうして新たな解釈で別バージョンが出るのも必然というか、それを受け入れられるだけの懐の深さがすごい。2023/12/23
とり
3
噂には聞いていたが、指輪物語がいかによく作り込まれた世界であるのかが理解できた。中つ国の歴史、文化についてまとめられているが、何といっても言語が圧巻。エルフ語、ホビット語、ローハン語など、いくつも存在し、各言語の子音や二重母音、方言など、細かすぎて理解が追いつかなかった。 2025/01/24
UCorsair
2
トールキン、すげえ。読んだらわかる。トールキン、すげえ。2024/11/17
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