内容説明
フロドをオークの手から奪い返した忠実なサム。二人は、助け合いながら最後の使命を果たすべく滅びの罅裂(きれつ)を目指す。一方、冥王の目をフロドたちから逸らすべく、黒門前に兵を進めたガンダルフやアラゴルンをはじめとする西国の勇士たちは、圧倒的な兵力の差のため暗黒の渦に呑みこまれようとしていた……ここに「一つの指輪」をめぐる物語の大団円を迎える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まふ
107
フロドは最後の力を振り絞って滅びの山を目指す。火口へ到達するとフロドは指輪の魔力に屈し、所有権を宣言してしまう。隠れていたゴクリがフロドを襲い、指輪を指ごと噛み切るも足を踏み外し、指輪と共にマグマの中へ。かくして図らずも指輪は破壊される。指輪の破壊と共にサウロンの軍勢は瓦解する。アラゴルンは王として戴冠しホビットたちは故郷に戻るがサルマンに荒らされており、彼らを掃討して平和が戻る。が、傷心のフロドは再び旅に出る…。⇒2026/02/23
こまごめ
13
ついに読み終えました。私も指輪所持者ならぬ指輪物語を読んだ者になれて嬉しい限りです。新しくなった文庫本も本棚に並べると美しいです。しかし長い旅でしたね。全編通して旅の苦労が伝わる描写で旅の困難がよく伝わってきました。今年に出るであろう追補編も楽しみです。2023/01/23
roughfractus02
11
力の指輪を廃棄する滅びの山に着く直前捕まるフロドを助けるサムは英雄のようであり、サウロンらに気づかれぬように指輪を捨てるフロドは密使のようだ。が、指輪を廃棄し、戦いが終息してアラゴルンが故郷で戴冠しても物語は終わらない。数々の別れを経てホビット庄へ帰るフロドたちは故郷を荒らすサルマンの子飼いの人間どもを追い払わなくてはならない。永遠を支配する指輪を廃棄したことでフロドたちは灰色港から異界に消え、短い生涯を生きる人間(サルマンの手下たちも)の時代が始まる。読者は物語世界が自らの世界に橋渡しされたことを知る。2025/05/14
泉のエクセリオン
10
ゴクリの謀略により絶体絶命に陥ったフロドとサムであったが、サムの決死の活躍によりこの危機を脱する。一方ペルンノール野の合戦に勝利したアラゴルン達、そして西方国の領主たちはモルドールの黒門前に集結し、サウロンの眼を逸らし、指輪所持者たちの使命達成にチャンスを与えんとする。モルドールの不毛の地を渡り、飢えと疲労に苛まれながら、遂に二人はオルドルインの滅びの亀裂に到達するが・・。世界三大ファンタジーの一つにして、その最高峰、ここに大団円を迎える。映画と大きく異なるのは故郷に帰っても一悶着あり・・という所だろうか2025/06/22
rinakko
10
やっと読めました。嬉しい。そして素晴らしく面白かった。うん10年前に挫折したこの作品を読みたくなったきっかけは、北欧神話のラグナロクの思想を受け継いでいると知ったことだった。そういう点でも「なるほど…」と思うことしきりで、いずれまた関連本なども読んでみたい。2024/01/15




