内容説明
痒み止めの新薬「王疹膏(おうしんこう)」を売り出していた瓶屋の主人・新兵衛が斬り殺された。
本所深川の同心・平四郎は、新米同心・信之輔と調べに乗り出す。
「下手人は南辻橋の辻斬りと同一人じゃ」
趣味で検分をしているご隠居・源右衛門は、斬り口が身元不明の亡骸と同じだと断言する。
両者を繋ぐ “薬”の因縁とは──?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ほう
40
ぼんくらシリーズ3。随分前に出版されていて読んだものとばかりと思っていました。何気なく手に取って読み始めた所、未読だったことが判明。これがすごい。つい時間を忘れて読み耽ってしまいました。橋の袂で切り殺された身元不明の町人の事件から始まって、次は薬屋の主人が同じような手口で殺される。登場人物の多さと付随するストーリーに翻弄されるけれど、それを上回る圧倒的な展開。下巻へ。2026/03/17
Kei.ma
16
ぼんくらを決め込む同心平四郎。だが、脇を固める者たちが素晴らしい。縮緬老人からちっこい少年まで電光石火の働きぶり。三枚目役の弁舌も小咄じみたウンチクまみれ。ちょっと気取って言うと下町文化も見せられて怒涛の賑わい。したがって、すなわち、とどのつまり、オモシロイ。そして、本題の連続殺人事件の解決は下巻へと。もつれた紐を解くのは、やはり弓乃助くん?おでこちゃん?牢にいる大男仙太郎も気になるし。史乃の前では熟柿になっちゃう信之輔殿も。2026/04/07
tama
7
生薬屋の主人が自宅の布団の上で斬り殺された。 下手人は橋のたもとで発見された身元不明の遺体と同一犯と言い出したのは与力の家の居候的ご隠居。 本所深川の同心平四郎は飄々と、手下に任せたりお菜屋で油を売ったり、何やら楽しげだ。 登場人物が皆魅力的。 宮部先生の時代物の真骨頂。 なごやかな雰囲気の中、凄惨な事件は新たな展開へ。 2026/05/20
べこ
3
☆☆☆☆2026/04/15
鈴木正大
2
「ぼんくらシリーズ」第3巻には新キャラクターが登場する。新米同心、真島信之輔と大叔父の本宮源右衛門で両者共に魅力的だ。此れに増して成長した弓之助の推理が冴え渡ってともすれば主人公交代かと思わせる程だ。 2026/01/31
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