内容説明
「お花が満開だよ。綺麗だねえ。キノ」エルメスが言った。「転ばなかったよ」キノと呼ばれた運転手が言った。
ピンクが混じった草原を走っていたキノとエルメスは、なだらかな丘を一つ越えた時、「前方に、お仲間」「ボクにも見えた」進む道の上に、今までまったく見えなかった、自然以外の物を見つけた。それは、道と草原の隙間に横倒しになっている一台のモトラドであり、それを起こそうと力をかけているが起こせないでいる運転手だった。
(「×××××の旅 ―25 Years―」、他全12話収録)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
雅
59
久々のキノシリーズ。テンポのいいブラックな感じが好きです。いろいろな国の設定も秀逸。2026/02/15
星野流人
37
5年ぶりの新刊とのことでした。めちゃくちゃ久しぶり、だけどいつも通りのクオリティで楽しめる旅の数々でした。好きだったのは、フォトの「試される話」。オチの一言がものすごく綺麗で、良かったです。「若い国」も短いエピソードながらオチの付け方が秀逸で好きでした。あと表紙の“若い”頃の皆がかわいくて良かったです。師匠は若い頃からそんななのか……。「冗談が通じない国」と「言い換える国」は、オチちょっと同じじゃない?とちょっと思ったり。あとがきを見るに、今後も色々と展開がありそうなので、楽しみにしております!2025/09/21
鷺@みんさー
25
ライフルの話し。あれ?なんで「ライフルの話」ではないの?と思ったらそういうことか。力を与えられた国は、ひたすら怖かった。久々にキノで戦慄を感じた。何もかもが怖い。2026/02/27
よっしー
23
久しぶりに新刊が出たと思ったら、まさかの5年ぶりだったとは…。学生時代から追いかけて、気が付けば良い大人(笑 それでも、キノ達の旅(というか、変わった国々の人達の在り方)は面白く興味深いです。個人的には「冗談が通じない国」のオチがお気に入りです。どんな世界であれど、法の抜け道を探す物なんだと面白くなりました。長編の「ライフルの話」は珍しく国の話ではなかったですが、主要キャラが各々のタイミングで関与していて楽しかったです。 2026/02/04
わたー
22
★★★★★待望の続刊。いやあ5年は長かった。だって23巻では時雨沢さんの作家デビュー20周年をお祝いしていたはずなんだぜ。閑話休題。モトラドやホヴィーは散々登場してきたが、バイクは初めてなんじゃないか?ってのとやっぱりバイクは空を飛ぶんだな!っていうのがこの巻を読んだ素直な感想。いや、いい加減、このシリーズとの付き合いも長いのでバイクは既出だったのかもしれないし、バイク(注:空を飛ぶものを指す)とかって記述があったのかもしれないが。今回は口絵2編とプロローグエピローグの他に全8編のお話を収録。2025/09/11




