内容説明
空には、暖かい午後の太陽が浮かんでいました。なだらかで大きな丘を登った時、丘の向こうが見えた時、キノは驚きの声を出しました。「あれ? なんでだろう」急ブレーキをかけられて止まったエルメスも、「おや」やっぱり驚きました。そこには国がありました。広い草原に、城壁が見えました。白い城壁が、大きな円を描いていました。――キノとエルメスが辿り着いたのは、城壁が続く大きな国。そこに国があるとは聞いていなかったので驚きつつ、入国するための門を探して走り続ける。しかし……。(『城壁の話』)他、全15話収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
14
表紙が変わったのを機に再読。 説得力Ⅱがけっこう好き。2018/09/29
_bookuma
9
2017年150冊目。この巻から西の大陸、なのかな?ようやく元来のキノの旅っぽい、短編まみれの一冊になりました。シズの旅にティーが加わったのが嬉しい。今回もいくつも印象に残ったお話がありましたが、まず、「記憶の国」はエマノンを思い出さずにはいられん。(これはどうしても言いたかった)それ以外だと、「殺す国」「自然保護の国」が印象的。ところで今作はあとがきが面白い。普通に書いといて、まさかカバー裏に新のあとがきがあるとは..。おそるべし。2017/12/30
ベガ@あやめ
8
今回は不思議な国が多かったかな。まあ、いつも不思議だけど。新しく加わったティーがかわいい!また続きを買える日を待ちます…!2015/08/18
Mie Tange
6
短編集。 むかし師匠が行った国に キノが辿り着く流れ好きだなー。 でもやっぱキャラ的にはシズ派(笑)2021/04/05
凍矢
6
今回も、キノの旅は、進んでいきますが、同時に、シズさんの旅も続いていたことに、びっくりしました。まさかの終わり方だったので、前回が。しかも、例の女の子も連れて。さて、双方の旅は、いつまで、続くのでしょうか?2017/10/30