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内容説明
情報や刺激を脳が正しく知覚できず思考や感情、行動がまとまりを失う疾患――統合失調症。若年層で多く発症し、100人に1人という有病率でありながら、病識を持てないまま孤立していく人たちが、日本中にいる。ゼミでの人間関係をきっかけに引きこもりがちになってしまった大学1年生・桐生悠貴にもその疑いが…。不眠や倦怠感に悩まされる姿を心配する母・知恵に連れられ、ひだまりクリニックを訪れた悠貴。弱井は彼の言葉と苦しみを優しく受け止め、ともに回復の道へと歩み出していく。しかし、妄想や幻聴による興奮状態が家族と周囲を巻き込んで…!? 弱井は、訪問看護師に転職したばかりの白鳥雷音をはじめ、できるだけ多くの「手」で悠貴たちを支え続けようとする。「何度扉が閉じられようと、僕たちは語りかけ続けなくてはならないんです」 一刻も早く医療へ繋がることで共存できる病――その患者と家族の未来を照らす「統合失調症」編、開幕!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
50
【統合失調症の治療では、早く医療に繋がるという判断こそが、未来を照らす鍵となる】「統合失調症」編。弱井先生は、統合失調症患者の母親に告げる。「暴力だけは、決して許してはいけませんよ。陽性症状の悪化で暴力的になることはあります。その時はご自身の安全を最優先に。そして暴力は、振るった本人の心も傷つけます。ご家族の呼びかけに対応できない時には、迷わず警察を呼んでください。/どうか覚えていてください。悠貴さん自身は今『助けて』と言うことができないのだ」と。“見捨てる” のではなく、“辛い時間を長引かせない”ため。2025/10/12
水渕成分@小説家になろうカクヨム
15
統合失調症と一口に言ってもいろいろな要素がありそう。頑張るOTのみなさまに花束を。2025/09/20
ぱなお
12
テーマは「統合失調症」。偶然にもこの前読んだ本も統合失調症の本だった。今までのいろんな病の中で、この統合失調症が一番謎だった。妄想や幻聴がその人の現実として表れるため、他の人からすると理解できない怖さがある。素人からすると、陽性症状があり陰性症状もあり、双極性障害とも似た感じで、精神病は正しい診断をするのが本当に難しい世界だと思う。訪問看護師とか、精神科OTとか、現実にも本当にこんなにサポートしてくれるんだろうか。2025/12/09
毎日が日曜日
7
★★★★ 統合失調症。病名は聞いたことはあったけど、全然知らない事ばかりだった。2025/09/22
かなっち
6
2025年9月新刊、1冊丸まる「統合失調症」編。有名な疾患ですが、本人と家族の苦悩が克明に描かれていて、かなりツラい状況に胸が痛みました。何がシンドイって、やっぱり家族の無理解ですね。特に家長である、父親が昔気質の人だとそれが顕著になってしまって。この物語も正にそうで、無理矢理外に適応させようとする描写に、何度イライラしたか分かりません。幸運にもヨワイ先生という、良い精神科医に出会えたから良かったものの…。100人に1人という有病率であるなら、このシリーズがキッカケになって認知度が上がることを願ってます。2025/11/02
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