内容説明
気象庁と民間気象会社の予報の食い違いから、少女集団遭難という前代未聞の悲劇が発生する。天候が急変した山中に少女と共に失踪した官僚は、同僚の水鏡瑞樹に謎の書類を預けていた。新進の民間気象会社の驚異的な予報的中率のからくりとは? 人命さえ軽んじる霞が関の巨悪に、文科省ヒラ職員が立ち向かう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃんちゃん
15
文科省の水鏡瑞希が活躍するシリーズ。遭難した女子少年院の4名、行方不明となっていた文科省の浅村を探すうちに、隠された気象予報会社の裏の真実に近づいていく。現実味はありませんが、瑞希の活躍は楽しめます。2025/10/08
Akio Aratani
1
腐り切った官僚たち、反吐がでる2025/08/15
johngaraman
0
シリーズ4作。11月3日が晴れの特異日ってのはしっていたんだけど他にもあるんだ。そのトリックなんだけどポストに順番に投函して月末に開けたときに物理的に重なりがあるんじゃない?って思うよね。後から投函されたら上に積み重なるなんだから、はじめに最後の日付の封筒を投函したとして、開けた時に担当者はなんの違和感も感じなかったのか?って気になっちゃった。次回作も楽しみ。2025/12/13
Haji
0
気象・登山など導入部は覚えていましたが結末を全く覚えていませんでした。今作に関しては導入部で出てきた少女たちが救出生還に至るまでの再登場後の個々の印象が薄く、その後もあまり描かれずにエピローグになってしまっていたので印象が薄かった…。2025/09/28
しまちゃん
0
文科省の一般事務官・水鏡瑞希が得意の判断推理で事件を解決へと導いていくシリーズの4作目を読みました。このシリーズは初めて読みましたが、たまたま図書館で目に入ったからです。女子少年院の少女たちの更生プログラムの一環としての登山から想像を超えた展開に続いていくストーリーは凄いの一言では語れない。推理小説の面白さを改めて感じる一冊でした。2025/09/18




