内容説明
ヒューゴー賞受賞 人類の歴史は、かつてない重大な局面を迎えた! 圧倒的スケールで放つSF宇宙叙事詩の決定版
〔ヒューゴー賞受賞/銀河帝国興亡史4〕設立から五百年、第一ファウンデーションは、その力の絶頂にあった。だが青年議員トレヴィズの推理によると、滅びたはずの第二ファウンデーションはいまだ健在で、銀河の歴史を支配しているらしい。ただちに探索の旅に出たトレヴィズ一行が外宇宙で見つけたものは……?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
15
読み終わって思うこと。こんなに極端に会話文が多い本だったとは。全体の半分近くが会話ではないかな。後半の方の章の中には、9割ぐらい会話文が閉めているところもあります。もっとすっきり物語の流れを進められたのではないか。一人一人のキャラクターの個性を重んじるあまり、かえってその説明を会話でくどく示しすぎてはいないか。その割には、キャラの個性が不自然ではないかな。2010/02/27
ジロリン
14
再読。こんなにスローテンポで展開する話だったけ?と思いながら読み進むが…終盤、怒涛のネタ回収!さらに、意外な人物がキーパーソンだった!とか、さすがアシモフ先生、と感心するストーリーテラーぶり。大岡裁きのような三方一両得wみたいな結末もお見事。色々ひねくれる前のSF(笑)という読後感が気持いい。さて、次は「ファウンデーションの誕生」へ行かねばならないのだが、先日、新聞のブックガイドでみかけて面白そうだった、大阪夏の陣の"IF"を描いた風野真知雄「幻の城」…SFから歴史異聞モノへ…ふり幅大きすぎかしらw2015/12/03
Miyako Hongo
12
上巻からずいぶん日があいてしまったけれどようやく読了。前半の情景描写が薄くキャラの会話だけで話が進む部分は読みにくかったけど、後半の畳込みはさすがアシモフ。物質文明と精神文明とアカシックレコードを対比して、守護者ロボットまでぶちこんだ上で繋げて一気にラストまで持ってく手際はさすがの職人芸。ああ、昔っからこのどんでん返し間が好きでむさぼり読んでたんだったなあ。 □一応エンドではあるけれど、シリーズはまだまだ続くので、のんびり読んでいきます。2015/04/18
DEAN SAITO@1年100冊
10
ジェディンバルさん、「セルダンに似ている」とか第一発言者に言わしめてたのに結局ガイアに意識操作されて次作には全然出ないし不憫 それをいうならセルダン・プランも重要性をどんどん失っていくから結局人の営みの意味とは…?という疑問符がぬぐえない2020/08/16
秋良
9
前半がスローテンポでだれると思いながら読んでたら、ラスト直前で怒涛の伏線回収。冗談のようだった台詞が実は大きな意味を含んでいるところは、SFだけじゃなくてミステリー的な面白さもある。2017/09/09
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