内容説明
〔銀河帝国興亡史2〕天才科学者セルダンによって辺境の惑星ターミナスにファウンデーションが設置されてから二百年が経過した。はじめは百科辞典編纂者の小さな共同社会として発足したファウンデーションも、やがて諸惑星を併合し、着々とその版図を拡大していった。だが、ついにかれらの前に怖るべき敵が……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かえで
45
ファウンデーションシリーズ2作目。今回はファウンデーションに対し、遂に帝国が激しい攻撃を加えてくる。そしてその後にやってきたミュールという帝国を凌ぐ強大な敵…前回よりも物語は動きが多く読んでいくうちにどんどん面白くなる。ミステリが得意なアシモフらしく謎を追っていく要素があるのも良い。ミュールの話のラストあたりは殆どミステリな趣。前回のハーディンやマロウのような強力な英雄はなく、ファウンデーションの常勝ムードがなくなりハラハラ度もアップ。そして今回の英雄は…。アシモフの筆力に魅せられました。2015/09/20
アルビレオ@海峡の街
26
単純な性格の私。ミュールの正体が明かされた時には素直に驚いた。その能力については、いささか都合が良すぎる感じがしないではないけど、セルダン・プランの歪に生じたこの人物の今後の展開は気になるところ。そしてエブリング・ミスが突き止めたであろう、第二ファウンデーションの謎は次巻へ!2014/03/06
紫伊
23
前半と後半で全く異なる「そうくるのか」を味わえとても楽しかった。後半が好みでラストが特に好き。彼が成し遂げたかったもの、望んだこと、それはきっと誰もが想像するより些細なことで、でも彼にはその些細なことがなによりも得難いものだったのではないのか。長い歴史の中、彼の存在などんな影響をもたらすのかもとても楽しみ。またヴィジ・ソナーの描写や地の文の皮肉も好きだった。2019/03/30
Kajitt22
21
一大宇宙叙事詩ファウンデーション第二巻は、後半楽器ヴィジ・ソナーが登場し、その演奏の音と映像の壮大な描写あたりから、にわかにミステリアスな様相となり、読者を一気に銀河の果てまで連れてゆく。最近古いスピーカーを修理して、新しいアンプで、ネットミュージックを聞きかけているが、確かに音楽は、聞く人を、ここではないどこかに連れて行くパワーがあることは確かだ。この物語では、ヴィジ・ソナーで人心を操るわけだが、実際の音楽はもっと自由なものだ。2015/10/30
Miyako Hongo
18
大昔に読んだ時も一巻はやたら面白かったけど2、3は巻はイマイチだった記憶がある。一巻の社会メインの話から外れて、キャラクター小説になっちゃってる感じ。いろいろと理屈はつけられてるけど、一個の戦闘単位が大局を変えるガンダム系のノリって個人的に好きじゃない。偶然を覆す必然がこっちの想像の外からどーんと来てくれるのが一番嬉しい。 □ミュータントのキャラクターの魅力が乏しいので、そこは次巻に期待。2014/10/20
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