内容説明
悪夢を食べる獏の場久がいなくなった。さらに、医師の火幻まで姿を消してしまう。二人は、悪夢の中にいるのだという。なんとか助け出そうと若だんなが夢に飛び込むと……そこは「五年後の江戸」につながっていた! おまけに長崎屋は信じられない事態に。若だんなは、お店の危機を救えるか!? そして若だんなを助けてくれた謎の女性の正体は? 時をかけるシリーズ第22弾は、待望の長編作品。(解説・待田堂子)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けやき
37
しゃばけシリーズ、久々の長編。今回は、5年後の江戸に飛ばされ、勝手が違うなか、頑張る若だんなでしたw2025/06/28
ayafuya-papa
12
シリーズ第22弾の文庫本が夏発売は珍しいです。毎年年末の楽しみのシリーズでしたので。久しぶりの長編とのことですが、一気読みですね。獏の馬久さんが時を繋ぐのですが、影の内も複雑ですね。寂しいと妬みから五年後へ飛ばされてしまうのですが、若だんなの体力は弱いままなので大変です。妖にとっては五年なんて誤差のようなものなので、ちょっとズレていてしゃばけならではのテンポが心地いいです。テレビアニメがとして10月から放送されるとのこと。見逃さないようにしなくては^ ^2025/08/13
たつや
12
うーん、薬升がイメージできない 薬の調合の軽量に使うのだろうけど 薬草を薬研で作った粉末でしょ 薬研での粉末で違いが出るだろうし これで効率が上がるとは思えないけどなぁ それと、のぞき屏風が火や水を恐れないってのはおかしくない? 「いつまで」からの気に入ったフレーズはなし。 ブログ:https://sunnext.exblog.jp/33683290/2025/08/09
たつや
11
新潮文庫の100冊から読了。面白かったです。このシリーズ長いですが、詠んだのは2冊だけ。今回テレビアニメ化されるらしいので、ブームが来たら、全巻通しで読むのも良いかもしれない。本巻でのタイムスリップはやり過ぎでは?等と思ったが、二十巻も書いてれば、やる事なくなりますよね。2025/07/15
陽ちゃん
8
シリーズ22作目!しかも、夏に刊行されてる!と、早速読んじゃいました。西から来た妖かしの企みで、5年後の江戸へ飛ばされた若旦那と場久、火幻。長崎屋が存続の危機に陥っていることに驚きつつ、5年後の世界の妖たちと協力しながら、元の江戸へ戻る方法を模索しますが、長崎屋をライバル視する大久呂屋の邪魔が入ったりして中々戻れず、ヤキモキしましたが、そこは若旦那、河童の禰々子や坂東太郎、大日如来像の手助けもあり、無事に帰還できて良かったです。あっ、5年後の於りんちゃん、立派な?娘さんになってたみたいですね。羨ましい!2025/07/20