新潮文庫<br> すえずえ(新潮文庫)

個数:1
紙書籍版価格
¥693
  • 電子書籍
  • Reader

新潮文庫
すえずえ(新潮文庫)

  • 著者名:畠中恵【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 新潮社(2020/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101461342

ファイル: /

内容説明

若だんなの許嫁が、ついに決まる!? 幼なじみの栄吉の恋に、長崎屋の危機……騒動を経て次第に将来を意識しはじめる若だんな。そんな中、仁吉と佐助は、若だんなの嫁取りを心配した祖母のおぎん様から重大な決断を迫られる。千年以上生きる妖に比べ、人の寿命は短い。ずっと一緒にいるために皆が出した結論は。謎解きもたっぷり、一太郎と妖たちの新たな未来が開けるシリーズ第13弾。(対談・みもり)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

179
最近はさまざまなあやかしが縦横無尽に出てくる感じがしています。相も変わらず体の弱い若旦那のそばにいておせっかいをやくような感じです。いよいよお嫁さん候補が、ということで許嫁ができた様な感じです。まだまだでしょうけどね。いつもながら軽いノリで楽しませてくれます。2016/12/05

sin

138
“サザエさん”や“まる子ちゃん”は過去を切り取った物語だから何度も同じ新年を迎えるのだろうが…物語とはいえ“一太郎”は定命の存在であるからにはそのゆく末が在るのだろう。『えどさがし』に感じた不在という寂寥感はここでは転生という希望に置き換えられて妖たちとの末永い安寧の時を約束しているようだ。2016/12/16

ゴンゾウ@新潮部

110
人間と妖との寿命の違い。改めて考えるととても悲しいことですよね。時間の経過は避けられない。変わらないことなんて何もない。 そして人の生命には終わりがある。若旦那が亡くなってもまた、生まれ変わるまで待ち続ける。感動しました。2019/05/12

魔王

100
3年ぶりぐらいに見ました。自分も若旦那の離れに来た感じで楽しい気分になりました。安定した面白さがありますよね。2017/01/01

ぶち

95
読み終って、ため息。数千年も生きる妖と百年も生きられない人間。一太郎と兄や(仁吉、佐助)や妖たちが集い暮らす長崎屋の離れの世界も、このくびきから逃れることはできません。案じた大妖のおぎんは、仁吉と佐助に重大な決断を迫ります。仁吉と佐助が出した結論が快く、また少しグスンとしてしまいました。この結論が外伝『えどさがし』につながっていくんですね。一方、一太郎にも許嫁ができました。やっぱりね、と思えるあの娘さんです。タイトル"すえずえ"(末々)のとおり、この物語の行く末・将来についての重要な巻になると思います。2023/08/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11230881
  • ご注意事項