内容説明
氏族“剣友会”を率いて厄ネタまみれの護衛任務を乗り切り、マルスハイムに帰還したデータマンチ転生者エーリヒ。厄介ごとに巻き込んでくれた組合と距離を置いてしばしの休息を満喫した彼らは、真っ当な長期依頼を受けてキナ臭いマルスハイムをしばらく離れることに。依頼主が治める馴染みの荘で、“剣友会”の面々と冒険者らしい仕事を楽しんだり、見目麗しいお嬢様から好意を向けられたりするエーリヒ。しかし平和な荘は突如として戦火に晒され、エーリヒ達は絶望的な防衛線を強いられることになり……!?
ヘンダーソンスケール行方不明のデータマンチ冒険譚、激闘の第11幕スタート!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
12
きな臭くなってきたマルスハイムを離れ、馴染みの荘園であるモッテンハイムでの長期依頼に挑む中、辺境を巡る陰謀に巻き込まれる今巻。―――生き延びる為に切れ、隠しきってきた切り札。 最近には珍しく平和な依頼、かと思いきややっぱり大騒動に巻き込まれる巻であり、荘園の令嬢、フィレネに望まれ一夜の愛を交わしたりしつつも、絶望的な防衛戦の中でエーリヒが切り札を切る、より熱さが増えていく巻である。果たして、この辺境を巡る陰謀の裏にいるものとは。やはり平穏ではいられぬエーリヒの今後とは。 次巻も勿論楽しみである。2025/05/01
わたー
10
★★★★★いつも通り面白かったのだが、これだけは言わせて欲しい。また上下巻構成かよチクショウ!お貴族様の暗躍によってキナ臭くなっている辺境マルスハイム。その厄介さを身に沁みて経験しているエーリヒは巻き込まれる避けるために長期間マルスハイムを離れての依頼を受けることに。しかし、その地でも不穏な動きが…と言う内容。今回は何と言っても、マルギット嬢とフィレネ嬢に言及せねばならない。前者は、彼のことは愛しているが、色々なメスと交わった上で最後には自分を選んで帰ってきて欲しいと種の本能と性癖が極まっていて、2025/04/28
イツキ
7
きな臭すぎるマルスハイムを離れて馴染みの荘園に出張したエーリヒ達がさらなる厄ネタに巻き込まれるもう恒例みたいになった不運な戦闘は、初めて描かれる長期にわたる拠点防衛と集団戦、そしてエーリヒの魔法解禁と読み応えがバッチリで特にエーリヒの騎士団などは詠唱も含めて中二心を擽られるカッコ良さでした。また途中で描かれるマルギットの想いやエーリヒの決断とそれに関わる形で描かれるヘンダーソンスケール1.0も良かったですね、幸せを感じながらもこれが本当に愛した人が望んだ姿なのかと悩む姿が良い味を出しています。2025/04/29
dio
3
★5 序章にアグリッピナ氏が登場し、不穏さを掻き立てます。マルスハイムの陰謀から離れるため、遠出の依頼を受けとある荘園へ。鷲幻馬狩りと武術指導である。ところが襲撃の気配があるため、拠点防御の準備となる。襲撃者はゾンビ! ミドル戦闘1とミドル戦闘2(?!)を経て次巻へ。いまのクライマックスじゃないの…。今巻はイラストめっちゃカワイイです。まずは目次の妖精ちゃん2人!デフォルメがカワイイ!あとSRジークフリート!そして新ヒロインのフィレネちゃん!一碗党も病みカワイイ!ヘンスケは子供いっぱいルート。2025/05/08
Lian
1
フィレネ嬢好きだったのでヘンダーソンスケール1.0があって助かる / 比較的知ってる話が多かった気がするが、それでも上下か上中下の2,3巻で収まるんだろうか2025/04/27
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