タイの基礎知識

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タイの基礎知識

  • 著者名:柿崎一郎
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • めこん(2025/03発売)
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  • ISBN:9784839602932

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内容説明

タイのことを知りたいと思う人が最後まで一気に読めて、基本的な情報がすっと頭に入る。

〇読みやすい・・・研究者がひとりで執筆→全体のまとまりがある。
〇理解しやすい・・・各節2~4ページ。写真・図版・地図を多用。
〇必要最小限の知識・・・詳しくなりすぎない。固有名詞より流れや構造を重視。タイを代表する人物15名のコラムがユニークで役に立つ。
〇読者の立場に立ったレイアウト・・・細部まで気を配り、親切に。

目次

1タイはどんな国か?

なぜタイに惹かれるのか? 
日本に似た景観 
多様な観光資源 
似ている食べ物 
宗教の共通性と相違点 
「居心地」の良い社会 

【タイの13人】ラームカムヘーン王 
【タイの13人】プーミポン王 

2自然と地理
 
気候 
北部 
中部 
東北部 
南部 
バンコク 
交通 

【タイの13人】 スリヨータイ 

3タイの歴史 

タイ族の王国の成立 
シャムの隆盛 
シャムの危機 
シャムからタイへ 
「開発」と「民主化」 
「対立」の時代 

【タイの13人】 ナレースワン王 
【タイの13人】 チュラーロンコーン王 

4タイに住む人々 

タイ人とは誰か? 
タイ系民族 
モン・クメール系とマレー系 
多様な山地民 
中国系タイ人 
急増する外国人労働者  

【タイの13人】 チン・ソーポンパーニット 

5政治と行政 

立憲君主制の成立 
二つのクーデター 
「民主化」の進展 
「ポピュリスト的政策」の功罪 
中央集権型の統治機構 
地方分権化の推進 

【タイの13人】タックシン 

6経済と産業 

経済ナショナリズムから「開発」の時代へ 
経済ブームと通貨危機 
「タックシノミクス」とその後 
農林水産業 
急速な工業化 
拡大する第三次産業 

【タイの13人】ターニン・チアラワーノン 

7国際関係 

伝統的な国際関係 
ヨーロッパ諸国との関係 
冷戦下の親米路線 
周辺諸国との関係改善 
緊密化する中国との関係 
ASEAN共同体の成立へ 

【タイの13人】モンクット王 

8日タイ関係の変遷 

日タイ関係の始まり 
タイへ渡る日本人 
第二次世界大戦 
日本の復帰と反日運動 
双方向化する物流・人流 
流行する「日本文化」と「タイ文化」 

【タイの13人】プレーク・ピブーンソンクラーム 

9タイの社会

「緩い」社会と「堅い」社会 
「ラック・タイ」の下での国民統合 
変化する農村と都市 
少子化・高齢化の進展 
学歴社会の深化 
「自由」な社会と「不自由」な社会 

【タイの13人】サリット・タナラット 

10対立の構図 

ラオスとイサーン 
「宿敵」ミャンマー 
カンボジアとの国境線問題 
テロが続く深南部 
都市と農村 
「黄」と「赤」 

【タイの13人】スラナーリー 
【タイの13人】プレーム・ティンスーラーノン 

あとがき 
文献案内 
参考文献 
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいくろ

4
少し前にタイへ行ってきたので、タイについて勉強してみようと思い手に取りました。タイの文化、歴史、社会経済、周辺国との関係など幅広く記載されています。やや教科書的な書き方なので好みがわかれるかもしれませんが、私は満足でした。2016/10/28

くまパワー

3
基礎知識を書いたけど、歴史・地理・文化・政治・経済など様々の分野が詳しく紹介した一冊である。中にも民族問題や社会体制や国の対立に言及したためとても良いと思う。毎テーマは簡単に紹介したけど、インスピレーションを受け、ここにもっと掘り下げたい。そして柿崎先生のタイ研究きっかけを知ってびっくりした。やはり日本の東南アジア研究者は関係者が多いだ、うちの先生も。2022/10/07

パックマン

3
タイの国土から歴史などまで詳しく書かれていた タイの研究を専門としている人なのでタイについて知りたい人は読む価値あるかも 読みやすい!2019/07/21

しゅわしゅわ

1
タイに住んでいるが、タイのことをほとんど知らないので手に取った。思いの他周辺の国との関係が複雑であること、また国内でも赤と黄に分かれていざこざを繰り返していることに驚いた。穏やかな国民性で安定している国という印象だったので意外。タイ人は個人主義というのも納得。会社でも離職と採用を繰り返しているが、日本と比べて人間関係の壁がすごく低いという印象。2024/02/11

とし

1
これで基礎知識なの?と思うくらい自然と地理、歴史、国民性、宗教、経済と産業、政治、外交について書かれている本。 ピー・ノーンの2者関係、タイ式民主主義、ラック・タイ、赤シャツ、黄シャツと本当に分かりやすくタイ事情が書かれている。 真面目にタイに行く前の勉強にはもってこいの本だと思った。2022/04/27

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