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内容説明
※本書は小学館より配信されていた『マネーの拳』と漫画内容に変更はございません。ご購入の際はご注意ください。
密かに独立を狙う部下の大林、T-BOX乗っ取りを見据える旧敵・井川、身内に敵を抱えながらも、スポーツブランド発売という新しい船出に踏み切ったケン。かくして発売初日、商品は完売し目論見は見事に大成功を収めた。そしてケンは、社内の不安分子である大林とヤエコに対し…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
烟々羅
10
前日の移動に岩波新書「会社法」を読み、かつてよく夜を過ごした漫画喫茶で筆者出世作のひとつを読み返す。株投資を描いた最近の連載が日経ネット会員のおまけに取り上げられ、名前も思い出せずに気になっていた作品だ。はじめは起業の心得から始まったし、読んでいたのだよな。2006年に会社法が変わり、作中の会社も上場。2007年は作中の公開買収劇・海外ファンドの上陸も現実世界も同時に起こっていたっけ。 意図していたわけではないが、出資と経営のはなしの基礎を読み返したくて、この漫画喫茶にきたようだ。2014/07/03
ヒュンフ
6
井川と対決してる間は彼女の仕事のプロセスが見えず、邪魔な存在くらいにしか思えなかったが、T-BOXに派遣されてからはどんどん改革していくスピーディーな姿で物語全体がより活力を増して行った。続編の挑む側の拳を読みたい。投資家として圧をかけ続ける拳でもいい。2025/01/27
読み人知らず
5
会社を守る。そのためなら自分の死骸も提供する。いい最終巻でした。この境地にはなかなか至れないなー。2016/06/29
笠
3
3.5 完結。花岡が自分が商売をする理由は、たくさんの人を幸福にするためだ、というシーン。まともなビジネス漫画なら主人公の信念に感動するところなのかもしれないが、花岡は最初から口先だけで丸め込む、ウソつきと自称して憚らないキャラなので、良いこと言っても白々しさしか感じない。実際、起業する時そんなこと言ってなかったし。流石に話の転がし方は上手いから読ませるんだけど、全体的に価値観やキャラクターに好感の持てない作品だったな。2025/03/28
わびすけ
2
一気読み。この作者は語弊を恐れず言い切ることのが持ち味だなと常々感じた。元ボクシング世界チャンピオンという知名度を生かしながら周りを牽引していくパワーが凄まじい。絵は相変わらずちょっとという感じですが邪道のようで王道を行くストーリーは読んでて清々しい。2017/03/04