内容説明
ちゃくちゃくと結婚に向けて準備を進める沙名子と太陽。名字はジャンケンで“森若”にすることになったけれど、それ以外にも世帯主、本籍地、新居、子供など、話し合わなければならないことは山積みだ。社内の既婚女性たちの家庭事情もいろいろと耳に入ってきて悩ましい。そしてそんな間も仕事は待ってくれない。業務効率化のためのデジタル化も始まった。天天コーポレーションの従来の経理システム通称「天かす」から、新しいシステムを導入することになり、沙名子は経理部代表として業務効率化委員会に参加することに。仕事とプライベート、どちらでも沙名子のタスクは増えていくけれど……?
目次
第一話 わたしは適任ではありません!
第二話 これは曖昧にできません!
第三話 すごいですよね、女の人って!
第四話 愛し、敬い、慈しむことを誓います!
エピローグ ~頑張る真夕ちゃん~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
254
業務効率化向上のためにデジタル化が始まる天天コーポレーション。そんな中、結婚に向けて準備を進める沙名子と太陽。結婚の準備は大変だよね。“これは経費で落ちません”でなく、今作のタイトルは、“結婚は話し合わなければなりません”だね。太陽も流されることなく、ビシッと沙名子に言えたね。間違いなく幸せな結婚生活を築けると思う。沙名子、自分でも面倒くさい性格と自覚してるなら、少しは直す努力をすれよ(笑)。鎌本はストーカーみたいだ。惨めだな。真夕ちゃんの言うとおり、天天コーポレーション経理部は今日も平和だね。2024/11/07
南北
136
沙名子と太陽の結婚式までの話。世帯主・本籍地・名字をどうするかという曖昧にできない手続きを巡って何度も話し合いが行われる。沙名子の選択はなるほどと思わせるものだった。子育て中の企画課の緑は時短からフルタイム勤務にしたものの子供優先なので、独身の人たちからの無言の圧力が大変そうだ。結婚式では沙名子が自分のウェディングドレスにこだわるのはわかったが、太陽の衣装をフロックコートにこだわったところは興味深く感じた。会社は今後も沙名子に仕事を続けてほしいと考えているので、次巻からは経理部中心の話に戻ってほしい。 2024/12/25
のりすけ
129
森若さん、ついに結婚。おめでとうございます。世帯主や本籍地や色々決めることがたくさんで、考え込む人は大変だなーなんてんね。鎌本さんは、いったいどうしたいんだ?今回も真夕ちゃんが良い。2025/03/16
Karl Heintz Schneider
128
何事にもイーブンでフェアを好む森若さん。結婚するにあたり、どちらの名字を名乗るのか、世帯主は?本籍地は?既成概念を捨てて話し合おうとする彼女に太陽はどう応えるのか。直前に重めの本を読んでいたためすんなり頭を切り替えられるかどうか心配だったが、読み始めてすぐに「これ経」ワールドに入り込めた。森若さんは相変わらずクールだし、真夕はドジっ子だし、太陽は天然だし、鎌本は嫌な奴だし。そして極めつけはあの名台詞「うさぎを追うな」これを聞いた瞬間、頭の中がリセットされる。ただいま~と言いたくなってしまった。2024/12/20
kotetsupatapata
120
星★★★☆☆ このシリーズも思えば長い付き合いとなりました。 まずは森若沙名子さん山田太陽君結婚おめでとう。 もう他人とは思えなくなりましたよ。 最近の展開は業務のいざこざや、社内政治やドロドロした人間関係は薄めで、結婚へ向けての森若さんの心境の変化が中心ですね。 それにしても鎌本はシリーズを追う毎に益々気持ち悪くなってくるな~ ところでこのシリーズどこまで続くんだろう・・ 2025/01/30
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