内容説明
薬膳妃と妃の二重生活を送る董胡は、青龍の地でついに自身が本当の鼓濤であることを知った。自身の生い立ちに関わる”白龍”を探すため、「子宝祈願」を口実に朱璃とともに白虎への旅を画策する。心配する皇帝・黎司には、いずれすべてを打ち明けると約束し、董胡は白虎への旅路を歩み出した。
華やかな朱雀の芸団と共に到着したのは、子宝祈願で有名な白虎の社である百滝の大社。壮大な景色の中で厳かに祈祷を行う一方、白龍の手掛かりを探す董胡と朱璃だったが、そこで出会ったのは金茶色の髪に紺碧の瞳色の少女だった。彼女は其那國(きなこく)――白虎の北西にある海峡を挟んだ隣国の者だと言い、「其那國は魔物に取り込まれた」と衝撃的な話を告げる。董胡たちは少女と行動を共にするが、不穏な気配は思いがけない事態に――!?
そなたを守りたい――。黎司のひそかな思いに気づかぬまま、危険な思惑に巻き込まれる董胡の核心はすぐそこに――!
白虎への旅篇スタート! アジアンファンタジー第8弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
18
青龍の地でついに自身が本当の鼓濤であることを知った董胡。自身の生い立ちに関わる白龍を探すため「子宝祈願」を口実に朱璃とともに白虎への旅を画策する第8弾。心配する皇帝・黎司にはいずれ全てを打ち明けると約束し、白虎への旅路を歩み出した董胡。朱雀と共に子宝祈願で有名な白虎の社である百滝の大社に到着して、そこで出会った其那國の少女。隣国の状況に巻き込まれていく一方で、黎司と董胡、彼女を気に掛ける揚庵の構図も、それぞれ気づいていないことがあるがゆえにより難しい状況に陥りそうですね…この終わり方は続きが気になります。2024/12/06
punto
4
血みどろ出産シーンが結構怖かったです。しかも死人が出るし。しかもこの世界の医療レベルはまだ双子を産めないレベルらしい...。私はじゃあ、生まれてこれないわ。。。8巻ですが着地点が見えないです。2024/11/16
そちゃ
3
しまった…こんな続きが気になる展開になるなんて…せめて次巻の発売情報が出てから読めばよかった。出産シーンが怖すぎて鳥肌もの。2024/11/08
はじめ
1
また続きが気になるところで!2024/10/27
あつ
1
★★★★★2024/10/26