内容説明
孤軍奮闘する皇帝・黎司を助けるため、薬膳師と妃の二重生活を送る董胡。宿敵・尊武とともに派遣された青龍の地で、医術の混乱をなんとか収めた矢先、董胡は何者かに連れ去られてしまう。姿を消した董胡に周囲が心配を寄せる中、董胡が目覚めた場所は壮大な高原が広がる、国境を越えたはるか異国の地だった。
この地を春営地とするのはロー族の民。彼らは後継者・ロサリが患う原因不明の病を治してもらうため、董胡をさらってきたのだった。
董胡はなんとか治療しようと対症療法で手当てするも、その根本はわからない。調べていくうち、彼ら一族に伝わる「神の実」が関係していることが判明し――。
そのさなか、卜殷が編み出した特製の軟膏をこの地で目にした董胡は、それを持ち込んだ「酒呑先生」が遠い仙人窟に住んでいることを知る。
卜殷である可能性に懸け、董胡は彼の無事と自身の生まれを探るため、危険な旅路を踏み出した……!
この地にたどり着いたのは偶然か、必然か。いま運命が動き出す――。
董胡の生い立ちの秘密に迫る、アジアンファンタジー第6弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
35
「皇帝の薬膳妃」第六巻。『緑の高原と運命の導き』かなり色々と無理な展開なんですよね。一人三役はちょっとね(苦笑)。まあ、侍女頭は有能な王琳の登場でなし崩しと言うことで済むとして。医官の董胡(男)と玄武の一の后の鼓濤(女)の二役もかなり無理になってますよね。鼓濤(お后)が長期間体調不良で皇帝と会わないなんて流石に無理でしょう。なんて、細かいところを突かずに、漸く芽生えたかもしれない黎司の恋心や漸く明らかになりそうな董胡の出生の秘密を楽しむべきなのかな(笑)。と言うわけで続き読みます。2025/04/08
よっち
29
宿敵・尊武とともに派遣された青龍の地で、医術の混乱をなんとか収めた矢先、董胡は何者かに連れ去られてしまう第6弾。姿を消した董胡に周囲が心配を寄せる中、壮大な高原が広がる、国境を越えたはるか異国の地・ロー族の民の春営地で目覚めた董胡。後継者・ロサリが患う原因不明の病を治してもらうためにさらってきたのだったロー族に、何とか治療しようと真摯に向き合い危険な旅路を踏み出す展開で、董胡に対する尊武の心境もだいぶ変化してきている印象でしたけど、一歩間違えば危うい場面もあって、ますます彼女がキーマンとなってきてますね。2024/01/29
こも 旧柏バカ一代
27
騎馬民族に拉致されてしまった董胡。拉致した子供は、族長筋の子の病を治してほしいと言う。診断するがわからないが、ヒジキを与えると症状は緩和する。さらに傷薬の軟膏を見ると師匠の卜牧の作だと分かり彼の下へ向かう。そして師匠から当時の話を聞くが、、謎はより深まるばかり。2024/10/22
星々
25
シリーズ第6巻。いまだに薬膳師と妃の二重生活状態ですが、青龍の地で何者かに拉致されてしまう。着いたのは高原の異国の地。イメージだとモンゴル的な。そこに住むロー族の病を治すため、董胡は原因を探る。5巻を読んでからだいぶあいたため尊武様の腹黒さを忘れていたけど、いまだにレイシ様に正体を明かせないもじもじ董胡に比べてあけっぴろげで憎めない悪の尊武様が良いキャラにみえてきた。2025/07/18
はなりん
24
攫われた董胡は草原の民の春営地で目覚め、頭の息子の病の治療を試みる。そこで、親代わりだった卜殷の手掛かりを見つけ、再会する。預けられた時の事や母の側にいたもう1人の存在、語られた未来など、謎が新たに増えた感じ。尊武は敵か味方か、何がしたいのかよくわからないままです。董胡の秘密はレイシにはまだ秘密なまま…いつになったらバレるのかしら?2024/06/02
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