角川文庫 皇帝の薬膳妃 白銀の奇跡と明かされる真実

著者名：尾道理子【著者】/名司生【イラスト】

KADOKAWA（2025/03発売）

• ISBN：9784041160466

内容説明

自身の出生の秘密を探るため、“子宝祈願”を口実に白虎の地へ赴いた董胡。彼女はついにその核心を知る人物・白龍への手がかりをつかむ。かつてひどい難産だった妊婦をひとりの医師が不思議な力で救ったことがあると耳にした董胡は、彼こそ白龍なのではないかと確信し、彼がたまに現れるという近くの山房で暮らす老師のもとを訪ねることに。変装した朱璃に加え、其那國のルカとナティアの姉妹とともに老師のもとへ向かうが……。
一方、白虎の隣の地・其那國で起こっている不穏な政変を知り、黎司は董胡たちを守るため、尊武率いる黒軍らを白虎へ派遣する。董胡を失うことを恐れる黎司と、董胡の不在に苛立ちを募らせる尊武。各々が董胡への想いを交差させる中、ついに董胡のもとにマゴイの魔の手が――！？

秘められた董胡の過去――そこに隠された壮絶な”愛”の物語が今明かされる！　
大人気アジアン王宮ファンタジー、激動の第９弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[kagetrasama-aoi（葵・橘）]

「皇帝の薬膳妃」第九巻。『白銀の奇跡と明かされる真実』ようやく董胡の出自が明らかに。ここまで長かったです。スッキリしました。そしてストーリーはオカルトじみてきました。この先どんな展開になるのかしら？ものすごーく気になる終わり方です。既刊はここまで、一気読みしました、続巻の発行が待ち遠しいです。

2025/04/15

[よっち]

自身の出生の秘密を探るため、子宝祈願を口実に白虎の地へ赴いた董胡。彼女はついにその核心を知る人物・白龍への手がかりをつかむ第9弾。かつて難産だった妊婦を救った医師が白龍なのではないかと確信し、山房で暮らす老師のもとを訪ねる董胡たち。一方、其那國の不穏な政変を知り、黎司は董胡たちを守るため尊武率いる黒軍らを白虎へ派遣する展開で、思い込みで拒否される黎司と不用意な董胡の迷走っぷりにはもどかしさしかないですけど、董胡にイラつきながらも、その危機を放っておけない尊武がいてくれれば何とかなりそうな気もします（苦笑）

2025/05/09

[はなりん]

シリーズ9巻。うーん。中々イライラマックスな感じでした。自分の出自を確かめる為、母と行動していた白龍を探していた董胡達。手掛かりを見つけ遂に白龍と対面し、出自がはっきりした董胡だけど、自分の麒麟の力が呪いかもと思うようになり、ネガティブな感じのところに、隣国のきな臭いマゴイ一族に董胡が麒麟の血を引く姫だとバレて、更に洗脳を仕掛けられ、負のスパイラル。ラストは尊武と川に流されて、レイシの見た悪夢に近づいている感じ。こんな感じでしばらく続くのかしら。中々しんどいですね。

2025/06/29

[おかめいんこ]

もう9巻か…まだまだ続きそう、何処まで追いかけるかな…もうマジトウコの危機感の無さ、自分勝手さ、にイライラ。でも続きが気になって出たら読んでしまう。

2025/04/20

[そちゃ]

尊武推しとしては楽しみな展開。人間関係が複雑になってきたからもう一回読み直したいけど、最初の方はKindle Unlimitedで返却しちゃったんだよねー。マゴイとの対決は一瞬だったから、まだまだ続くかな？とりあえず次の巻が楽しみ。

2025/04/29