内容説明
※電子版では一部未収録の内容があります。
『外交』Vol.85(2024年5・6月)
特集 特集 過激と過激ぶつかるアメリカ
11月の本選挙に向けていよいよ佳境を迎えるアメリカ大統領選挙。「メイク・アメリカ・グレイト・アゲイン」(MAGA)を掲げるトランプ氏の影響力は、アメリカを超えて世界中に及んでいる。しかもトランプ氏に代表される内向きの一国主義的傾向は、「トランプ現象」にとどまらず、アメリカ全体の傾向となりつつある。アメリカ政治の現状を踏まえ、国際社会は「後退するアメリカ」とどう向き合うか、提言する。
FOCUSは4月に行われた韓国総選挙と、その後の東アジア情勢を考察する。与党大敗という選挙結果の意味、今後の尹錫悦政権の外交政策への影響、さらにロシア・中国との接近を深める北朝鮮の動向を取り上げる。
そのほか、ガザ紛争において注目される親イラン勢力「抵抗の枢軸」、大統領戦を終えたプーチン政権の課題、「アフリカの角」をめぐる複雑な国際関係、さらに「異次元の金融緩和」後の日本経済など、いま読むべき国際政治・経済の論点をカバー。