内容説明
※電子版では一部未収録の内容があります。
『外交』Vol.86(2024年7・8月)
特集 欧州は国際秩序を担えるか
長期化するウクライナ戦争、展望を欠くガザ紛争、緊張高まる東アジア、そして自国第一主義が強まる米国大統領選。不安定化する世界の秩序を維持するために、欧州にはこれまで以上に重要な役割が期待される。米国同様、国内に「内向き」の世論を抱えながら、EU/NATOはどのように世界に関わるか。
FOCUSは4~6月に行われたインド総選挙を中心に、南アジア情勢を取り上げる。3期目に突入したモディ政権の内政・外交に加え、南アジア島嶼国における「親インド・親中国」の実態、アフガニスタンにおけるタリバン政権の統治と国際テロ組織との関係を読み解く。
そのほか、イラン大統領選、南アフリカ総選挙、台湾新総統就任、シンガポールでの首相交代、さらにガザ紛争に関する国際刑事裁判所の逮捕状請求を実務面を踏まえ考察する。また、6月の天皇皇后両陛下の英国国賓御訪問を駐英大使が振り返る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
43
混沌した国際情勢で気になったのは、最後の方の高須幸雄「国連未来サミットに向けて人間の安全保障を考える」(136頁~)の玉稿だ。139頁上段の持続可能な開発と人間の安全保障(HS)の比較年表が役立つ。来年は第2回社会開発サミットである。経済開発ではない。今年はHSに関する第4次事務総長報告書が出た。2021年の報告書でも、他分野を統合してこそ効果的な対応が可能というのは妥当。一人一人の生存、生活、尊厳で誰も取り残さない(140頁上段)。日本のODAは先週の日経新聞にも出ていた。再考して日本の針路を定めたい。2024/11/04
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