フラワーコミックスα ミステリと言う勿れ（１４）

著者名：田村由美【著】

小学館（2024/06発売）

• ISBN：9784098726721

内容説明

累計1900万部突破！大ヒット作最新刊

とある事件の取り調べを通じて、整と知り合った大隣署の刑事・池本。
ある日妻子と実家に向かう途中、土砂崩れでトンネルに閉じ込められる。
そこには複数の男女が取り残されていて…

池本が謎に迫る一方、トンネル事故のニュースをTVで見た整は…？

TVドラマ化＆映画化でも話題を呼んだ、大人気作待望の最新刊！
月刊フラワーズ（毎月28日頃発売）にて絶賛連載中！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[眠る山猫屋]

充実した内容だった、整くんの蘊蓄は少なめだったけれど。トンネル崩落事故回もそうだが、このシリーズでは単独犯がとんでもない(スケールの大きな・笑)事件を起こす。整くん大活躍だな(今回はエアだけど・笑)。そして平穏な冬の終わりの大学散歩。事件なんて起きなくてもいいのに。

2024/06/13

[雪紫]

整くん、池本さんのスタンドになる。しかもわざわざ子供を見せに行くのを兼ねてお礼を言うんだから善人よね彼（池本さんの子供の担任となる整くんの構図、ますます見たくなるわ）。池本さんだけでなく乙部さんの掘り下げでもあるけどあのカウンセラーといい、やっぱり天達先生、なんらかの形で関わってるのかな・・・怖い。「〜そう思うそっちの方がその人の本質だと僕は思います。」今回、この言葉が一番好きで、そうあって欲しいと思う。整くん、序盤は鏡のように思ってたけど、今回思考実験のように出るとそんな感じが強くなる・・・。

2024/06/11

[yukaring]

今回は池本刑事が大活躍の巻。土砂崩れでトンネルに閉じ込められ、複数の人々と謎の死体と共に取り残される池本刑事。「こう言う時、久能くんがここにいたら・・・」思考実験の結果、すっかり整くん的思考が身に付いた池本さん。エア整くんが楽しかった。人間チェス大会やライカさんと誕生日を祝う整くんにほのぼのだがやっぱり最後は事件を引き当ててしまう。ライカさんが「学校の怪事件」的なお話を好きなんてクールな外面とギャップがあって可愛い。

[どあら]

療養中に妹から借りて読了。「エア整くん」がいたら謎解きは楽かも!?ライカさん、大学へ。　私自身が大学を出ていないので、子供達の大学に行った時、大学ってこんな感じなのね〜って楽しかったです😄

2024/06/23

[かさお]

幕間的なベロ出し池本君のお話と、鳴子巽とガロ君の密会の話で終わっていたら、物足りないところだったが、最後の整君の大学怪事件がミステリ小説っぽくて続きが気になる。次巻を買わせようとする策略だな。やられたわ😅ライカさんはすっかり相棒だな。この2人のことを思うと胸が痛い。誰かの幸せが誰かを不幸にするとき、この2人は判断を間違えないからだ。またいつか出会い直して良いパートナーになれたらいいな。

2024/06/23