内容説明
「ハズレ枠」と称されたスキルを駆使し、強敵を、そして級友をもその手にかけた三森灯河。迫るヴィシスとの決戦を前にした彼に、セラスは静かに語り始める。
大幻術により外の世界から隔絶されたハイエルフの国「ハイリングス」。その国での御伽噺のような幼少のみぎり。大切な人のために禁忌を犯し、国を追われ、ネーア聖国へとたどりついた時の記憶。そして王女カトレアのもと、聖騎士団長としてその剣を振るった日々の名残を……。
「どこまでも。いつまでもお供します。我が主」
これは、かつて空気モブだったE級勇者に寄り添う、ある姫騎士の追憶。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
霧月
5
読了!やっぱり面白いこのシリーズ、サクサク読める読みやすさ!まさかの今年中にアニメ化も決定したし、人気が出るといいな。今巻は待ちに待ったセラスの過去回。生い立ちから、聖騎士団長になり、トーカと出会うまでの過程が描かれました。次巻からはついに最終決戦との事で終わりに向かって進むのが惜しいですが、楽しみに待ってます!2024/03/24
AmanakaNomi
1
セラスの過去編。まあ確かにここで差し込まなかったらいつ話すの、って感じだしタイミングとしてはちょうどよい。 書籍版はトーカとセラスについてかなり盛られているのですが、今回はその極地とも言える。滅私の人だったセラスがようやく自分を出せるようになり、その願いがトーカと……っていう。 読み返すと二人の関係性が進むのって基本セラスがアタックした時なんですよね……これもまた年上ヒロインの醍醐味って感じで素晴らしかったです2024/02/01
takave
0
アニメ化おめでとうございます。2024/02/25