内容説明
ミラ帝国によるアライオンへの宣戦布告。それは、女神ヴィシスへ反旗を翻した狂美帝によるものだった。世界が大戦への兆しを見せるなか、「ハズレ枠」のスキルを駆使し勇血最強ルイン・シールを打倒した三森灯河は、いよいよ最果ての国へとたどり着く。絶対防御を持つヴィシスにすら届きうる牙「禁呪」を得るため、禁字族族長ムニンへ接触する灯河。だが時を同じくして、アライオンが誇る最強の部隊・第六騎兵隊が最果ての国へと侵攻を開始した――。
「女神、ヴィシスを完膚なきまでに叩き潰す。二度と、立ち上がれぬほどに」
かつて空気モブだったE級勇者が、絶対最強へと至る逆襲譚、第7幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
23
相変わらず悪人が蔓延る酷い世界だ。狂美帝がヴィシスに反旗を翻した。一方、主人公の三森灯河は、最果ての国で禁呪を得るために禁字族族長ムニンと接触を試みるが、アライオンの最強部隊が侵攻を開始する。2024/07/22
7MHz
11
遂に最果ての国へ到着し、禁字族と接触に成功 そして、十三騎兵隊の襲撃に合わせた対策の方針にトップ層の意見がわかれる。 この編の流れが、少し長くダレた感はある。 今巻に限ってはバトル要素も少な目だった。 十河、高雄サイドの展開も目が離せなくなってきた。 それにしても十河イインチョ、純粋すぎでかわいい。 2024/09/22
ロック
8
遂に最果ての国へ辿り着いたトーカ達。しかし女神も最果ての国を滅ぼそうと精鋭部隊を派遣。これに対して最果ての幹部たちは和解を持ちかけるが…というのが今回の話。理想だけを掲げ失敗したことのない亜人宰相の行動がある意味では正論、しかし反対となかなか反論の難しい言葉攻めでどう解決するか終始気になる内容だった。結局言葉よりも行動で分からせるという最終手段に出てしまったけど結果的には良かったのか。なかなか難しい内容だった。 物語もそもそも女神とは何なのか、勇者たちは大魔帝討伐後は帰れるのか、反旗したミラはどうなるのか2021/07/25
爺
7
最果ての国で、禁字族と接触に成功したトーカたち。国にはアライオン十三騎兵団が迫っている。しかし話し合いによる和平を断行しようとするアラクネ宰相がいて…という話。登録してなかったけど、読んではいたみたい。何となく覚えていた。2022/03/21
黒い森会長
5
2021年5月刊。最果ての国で禁字族に会い、協力を取り付ける。しかし、最果ての国へアライオンの13騎兵隊が接近中。戦いか話し合いか、最果ての国のリーダーたちに意見は分かれる。その上、ミラ帝国が女神の反旗を翻す。後半は、騎兵隊と最果ての軍との戦闘が始まる。そして、大魔帝が勇者たちの宿舎に乗り込んでくる。2022/07/15