内容説明
ネット放火魔を逃がすな! IWGP第17弾
女子アナのストーカーと化したADが自殺した。
ネットで始まったのは、被害者であるはずのホノカへの集中砲火。
激しく炎上した彼女は、休職に追い込まれる。
なんとか立ち上がろうと、マコトとタカシに助力を求めたホノカの前に、
真のモンスターが現れる!
表題作『炎上フェニックス』ほか3篇を収録。
時代の空気を鮮やかに描くIWGPシリーズ第17弾。
解説・額賀澪
※この電子書籍は2021年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
97
石田さんのこのシリーズも17作目となりました。ストレス発散ということでやはりやめられません。4つの事件が収められていて最近のコロナ下での事件やネットがからんだものということで楽しめました。やはり主人公やキングといわれる人物は強いですね。パパ活というのはまるっきり知りませんでしたがそのような言葉もあるのですね。4作品すべてが同じレベルではないのですが最初と最後の話がよく中の2作は若干中だるみのような気がしました。2023/09/18
ゆいまある
71
ぬるい。と言うか甘い。初期の頃はタカシとマコトという二人がカッコ良くてある種バディものでもあったのだが、タカシはどんどん高級になり(資金源なに?)、マコトは冴えなくなっていく。文体のリズム感も鈍くなり、あのお腹に響くような重低音ではもはやない。世相を切り取るという側面も、人にぶつかるだけの加害者がこれだけ報道されるかなとか、地上波局アナでもない人がこんだけ炎上するかなとか、想像力は豊かなんだけどいまいちリアリティに欠く。ハッピーエンドと分かってるから安心して読めるけど、正直このシリーズだらけてきたな。2023/10/11
さち@毎日に感謝♪
27
IWGP第17弾。安定の面白さ。単行本から文庫化するまで間がありますが、内容やメッセージ性は全然色褪せないなぁといつも思います。お勧めは表題作の「炎上フェニックス」です。ネットの書き込みで相手が傷つく事が如何に酷いかが分かり、ネットの教育にもいいんじゃないかと思ってしまいました。そろそろマコトにいい人が見つかっても良さそうなのになー。2023/09/26
ルチル
25
時期はコロナ真最中。ネットでいわれなき誹謗中傷にさらされ、やせ衰えても、顔のない放火魔たちに屈しない不死鳥のような女性を描いた表題作「炎上フェニックス」が良かった。私も会社のアカウントに、的はずれな中傷コメントをよくもらうが、「面と向かって私達にこのコメントを言えるなら褒めてやろう😈」と毎日思いながら仕事している。卑怯な人間、無知の知を知らない人間。絶対になりたくないものだ。★42023/11/05
anken99
19
先へ先へと読み進めていったIWGPシリーズも、ついに17作目までたどり着いてしまった。2023年に単行本化されたとあって、そのテーマもマッチングアプリに、ぶつかり男、●-バーイーツにネット炎上被害と、いかにもイマドキらしい。で、ストーリーも登場人物も、いつもながらなのがなんとも心地よい。時代の流れとともに、死ぬまで新作を読み続けていきたい・・・そんなIWGPシリーズである。2024/05/15
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