ハルキ文庫<br> 昭和の焼きめし 食堂のおばちゃん⑭

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ハルキ文庫
昭和の焼きめし 食堂のおばちゃん⑭

  • ISBN:9784758445788

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内容説明

三種のコロッケ、鶏じゃが、野菜たっぷりタンメン、焼きめし……姑の一子と嫁の二三に手伝いの皐の三人で仲良く営む、東京は佃の「はじめ食堂」は、気取らないおいしい料理と時にはおせっかいも焼く人情味が魅力の人気店。賑やかなランチが終わった九月のある日のこと、近所の「鳥千」のご主人がやってきて、焼き鳥屋を閉めて引退し、店をラーメン屋を開業する女性に貸すという。それが大騒動の始まりで──元食堂のおばちゃんによる、続々重版の大人気シリーズ、ますます絶好調。(著者のレシピ付き)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

233
前作同様、やっぱり結婚はタイミングと勢いであると改めて思う。婚活食堂と化した“はじめ食堂”だね。まさかの意外な人の結婚話。そういう意味では、康平と瑠美はタイミングが合ってないということだね。何も焦ることはない。結婚できなくても、そこに愛があればOKさあ。この作品に出てきた吞んだことがある酒が出れば、ついニヤけてしまう。近くにできたラーメン屋さんのラーメンも美味しそうだ。あずさ、頑張れ~。いろいろありましたが、“はじめ食堂”は、いつもどおりの賑やかさ。今作も“はじめ食堂”で常連になった気分を味わえました。2023/07/23

タイ子

127
シリーズ第14弾。食堂のおばちゃんたち、すごいバイタリティーだな。メニューがどんどん増えてくる。ラーメンを出す話で、ホントにここは町の食堂なんだなって改めて思った。昔、私が住んでいた町にも食堂があって、そこでは麺類、定食、夏にはかき氷とか何でもあった。「はじめ食堂」のご近所に新しくラーメン屋が出店することになり、店主は若い女性。火事騒ぎやら、シャッター落書き事件とかいろいろありながら、いつの間にか彼氏まで…。金春通りが出てきてちょっと嬉しかったり。今回も作る想いやり、食べる幸せを堪能。2023/09/14

KAZOO

117
このシリーズ最新刊です。近くで焼鳥屋を営んでいる夫婦が老齢のために引退し、そのあとに居ぬきで若い女性がラーメン屋を開店します。今回はその女性に関する話題が比較的多いような感じです。この食堂でもいわゆる昔風のラーメンをメニューに加えます。またこの表題となっているチャーハンではない焼きめしも加えます。かなりメニューを工夫しています。いつもながらおいしそうなレシピもあり参考にしています。2023/07/25

Karl Heintz Schneider

110
前作に続き、早くも第14作目。今や大ロングセラーになりつつある。今回、はじめ食堂の近くにラーメン屋が新規出店する。店主の女性は有名店でスーシェフを務めた人物。開店早々行列ができる人気店に普通ならお客が取られるんじゃないかとヤキモキしそうなものだが一子も二三も全く気にするふうもない。はてさて、どうなりますことやら。炒飯が大好きな私には魅力的なタイトルと表紙絵。「焼きめし」というのが、なおよい。この本を読むと、おいしい炒飯が食べたくなるだろう。2023/10/01

おしゃべりメガネ

106
遂に手持ち&既刊の作品としては、最新刊になってしまった第14弾です。本作はとにかく最初から最後まで、新たに出来たラーメン店の女性店主「千歳」と八百屋の1人息子「団」のお話。なんだか別な作品かと思ってしまうくらい、『はじめ食堂』感がちょっと薄味気味でしたが、これはこれでありかなと。相変わらず「一子」さんがカッコいいんですよね。「康平」&「瑠美」も色々と大変みたいだけど、この二人はこの二人でこれでいいのかもしれませんね。今作はなんだか『はじめ食堂』シリーズではなくて、『婚活食堂』シリーズかなと思いました。2023/10/06

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