内容説明
トンカツ、ナポリタン、ハンバーグ、オムライス、クラムチャウダー……帝都ホテルのメインレストランで副料理長をしていた孝蔵は、愛妻一子と実家のある佃で小さな洋食屋をオープンさせた。理由あって無銭飲食した若者に親切にしたり、お客が店内で倒れたり――といろいろな事件がありながらも、「美味しい」と評判の「はじめ食堂」は、今日も大にぎわい。ロングセラー『食堂のおばちゃん』の、こころ温まる昭和の洋食屋物語。巻末に著者のレシピ付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
426
『食堂のおばちゃん』第2弾❗️おばちゃんである一子さんと、ご主人の孝蔵さんとの馴れ初めから洋食屋さん全盛期のお話。美味しそうなお料理はもちろん、ところどころに昭和の世相も盛り込んで、同世代にはコタえられない内容になってます。俳優・女優バリの美男美女が切り盛りする食堂、さぞかし絵になっただろうなぁ。時代を逆行してマスターの作るご馳走を、是非ともご相伴にあずかりたい。(´-`).。o(クリームコロッケ、チキンピカタ、コキール、オムライス、、、2018/12/21
しんごろ
300
食堂のおばちゃんの2作目!孝蔵と一子(いちこ)が切り盛りしてた頃のお話です。自分が生まれる前から生まれた年の時代背景でしたので、知らないこともあり勉強にもなりました。どの時代にも、いけ好かない奴がいる者だなと思いつつも、なんだかんだ解決!義理と人情に満ちたこの時代が羨ましいです。あいかかわらず美味しい料理が出てきます。食べたくなるね~。物語も、あいかかわらず涙腺が弱くて、所々で涙が一粒二粒と落ちてしまいました(^^;)料理のレシピも収録されてるので、作ってみたいですね。2017/10/31
ykmmr (^_^)
150
人間的『ファン』である。山口さんのシリーズ作第二段。しかし、時間は一つ前にタイムスリップ。孝蔵さんと一子さんの、若かりし新婚時代が舞台。今は亡き、昭和のレトロ・アットホームな食堂を舞台に、お2人が少し若視点・振る舞いで客をもてなす。しかし、芯が強いというか、筋が通った姿は若い頃も、差異なし。素晴らしい。んで、やはりお料理は相変わらず、美味しそうで、『読書』しながらお腹が空いてくるのが…異次元…。あるある⁇2023/03/07
KAZOO
136
最初の本から数十年前のことを書いてあります。前回の主人公の義母と義父が主人公でホテルのコックから独立して洋食屋を佃に開業します。第1話から人情噺がありしんみりさせてくれます。ただ様々な事件がらみのような話もあります。前回と同じように料理のレシピがありますが今回は洋食中心になっています。ホワイトソースの作り方など参考になりました。2018/04/06
ゆのん
135
食堂のおばちゃんシリーズ2作目。今回は一子と孝蔵のの若かりし頃の話。孝蔵の男っぷりに惚れぼれしてしまう。常連客達にも恵まれ、アシスタント達にも恵まれている。『さすらいのコンソメスープ』が一番良かった。食べたくても二度と口に出来ないものが本来の味よりも格段と美味しく貴重なものになっているのかと思うと切なさが込み上げてくる。軽く読める小説だが楽しめた。2018/02/02
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