パヴェーゼ文学集成 5 短篇集 八月の休暇

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パヴェーゼ文学集成 5 短篇集 八月の休暇

  • ISBN:9784000282352

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内容説明

パヴェーゼの死後,遺稿の中からカルヴィーノによって編まれた『祭の夜』と,パヴェーゼ自身によって編まれ解放後に刊行された『八月の休暇』の二つの短篇小説集を収める.前者は,流刑からもどって猛烈な勢いで書き溜められた短篇小説群から編まれたもの.後者は,1941年から1944年のあいだに執筆された短篇群からなる.

目次

祭 の 夜
八月の休暇
解説 『祭の夜』(一九五三年刊) 『八月の休暇』(一九四六年刊)
〔一〕チェーザレ・パヴェーゼの後半生──ティーナの言い分、フェルナンダの慎しみ
〔二〕カルヴィーノ編の短篇集『祭の夜』〔一九三六─三八年〕
〔三〕パヴェーゼ自編の短篇集『八月の休暇』〔一九四〇─四四年〕
地 図

感想・レビュー

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短編集である祭の夜ではパヴェーゼの核となる長編『流刑』の原型である短編『流刑地』を初め『丘の上の家』の原型→『家族』、『逃亡兵』や『故郷』→『侵入者』、『ならずもの』そして『浜辺』→『新婚旅行』、『丘の中の別荘』など長編でうまく掴みきれなかった輪郭が浮き彫りになって姿を現した。 『八月の休暇』では彼の幼少期が色濃く故郷へのまなざしが伺える、かつての自分を探す内的な帰省とシオランのようなアフォリズム p358 『目覚め』 それゆえ街頭で夜が明けるのを待とう、自分自身の力で昼をつくろう、と決心した。

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