内容説明
1949年,すでに自死の予感の中にあったパヴェーゼが自ら編んだ,最後の作品集の完訳.イタリア解放以来の創造の嵐の中で書きあげた『丘の上の悪魔』『孤独な女たちと』に,ファシズム下で完成させ未発表のまま留め置いてあった『美しい夏』を加えて刊行された.変質する戦後イタリア社会の中にパヴェーゼはなにを見ていたのか?
目次
美しい夏
丘の上の悪魔
孤独な女たちと
解説 『美しい夏』(一九四九年刊)
〔一〕ファシズム下に崩れゆく愛の物語「美しい夏」〔一九四〇年三月二日─五月六日〕
〔二〕傷痕を隠して変貌した神の物語「丘の上の悪魔」〔一九四八年六月二十日─十月四日〕
〔三〕デザインとファッションの都の物語「孤独な女たちと」〔一九四九年三月十七日─五月二十六日〕



