岩波文庫<br> 太平記 一

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岩波文庫
太平記 一

  • 著者名:兵藤裕己
  • 価格 ¥1,254(本体¥1,140)
  • 岩波書店(2023/05発売)
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  • ISBN:9784003014318

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内容説明

鎌倉幕府の滅亡に始まる南北朝の動乱.北条一族の終焉,楠正成らの知勇が支える後醍醐天皇の新政権,足利尊氏の離反と南朝北朝の分離,室町幕府の成立…….数十年にわたって列島を揺るがした巨大な戦乱を記す『太平記』全四十巻.後世に深甚な影響を与えた書の古態を伝える室町初期の「西源院本」に,初の校注を加える.(第一─八巻を収録)※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

目次

凡例
第一巻

後醍醐天皇武臣を亡ぼすべき御企ての事 1
中宮御入内の事 2
皇子達の御事 3
関東調伏の法行はるる事 4
俊基資朝朝臣の事 5
土岐十郎と多治見四郎と謀叛の事、付 無礼講の事 6
昌黎文集談義の事 7
謀叛露顕の事 8
土岐多治見討たるる事 9
俊基資朝召し取られ関東下向の事 10
主上御告文関東に下さるる事 11
第二巻
南都北嶺行幸の事 1
為明卿歌の事 2
両三の上人関東下向の事 3
俊基朝臣重ねて関東下向の事 4
長崎新左衛門尉異見の事 5
阿新殿の事 6
俊基朝臣を斬り奉る事 7
東使上洛の事 8
主上南都潜幸の事 9
尹大納言師賢卿主上に替はり山門登山の事 10
〔地図〕比叡山周辺図
坂本合戦の事 11
第三巻
笠置臨幸の事 1
笠置合戦の事 2
楠謀叛の事、并 桜山謀叛の事 3
東国勢上洛の事 4
陶山小見山夜討の事 5
笠置没落の事 6
先皇六波羅還幸の事 7
赤坂軍の事、同 城落つる事 8
桜山討死の事 9
第四巻
万里小路大納言宣房卿の歌の事 1
宮々流し奉る事 2
先帝遷幸の事、并 俊明極参内の事 3
和田備後三郎落書の事 4
呉越闘ひの事 5
第五巻
持明院殿御即位の事 1
宣房卿二君に仕ふる事 2
中堂常燈消ゆる事 3
相模入道田楽を好む事 4
犬の事 5
弁才天影向の事 6
大塔宮大般若の櫃に入り替はる事 7
大塔宮十津川御入りの事 8
地図 畿内周辺・熊野図
玉木庄司宮を討ち奉らんと欲する事 9
野長瀬六郎宮御迎への事、并 北野天神霊験の事 10
第六巻
民部卿三位殿御夢の事 1
楠天王寺に出づる事 2
六波羅勢討たるる事 3
宇都宮天王寺に寄する事 4
太子未来記の事 5
大塔宮吉野御出の事、并 赤松禅門令旨を賜る事 6
東国勢上洛の事 7
金剛山攻めの事 8
赤坂合戦の事、并 人見本間討死の事 9
第七巻
出羽入道吉野を攻むる事 1
村上義光大塔宮に代はり自害の事 2
千剣破城軍の事 3
義貞綸旨を賜る事 4
赤松義兵を挙ぐる事 5
土居得能旗を揚ぐる事 6
船上臨幸の事 7
長年御方に参る事 8
船上合戦の事 9
第八巻
摩耶軍の事 1
酒部瀬川合戦の事 2
三月十二日赤松京都に寄する事 3
〔地図〕京都周辺図
主上両上皇六波羅臨幸の事 4
同じき十二日合戦の事 5
禁裏仙洞御修法の事 6
西岡合戦の事 7
山門京都に寄する事 8
四月三日京軍の事 9
田中兄弟軍の事 10
有元一族討死の事 11
妻鹿孫三郎人飛礫の事 12
千種殿軍の事 13
谷堂炎上の事 14
〔付録〕系図(皇室系図,藤原氏系図,北条氏系図)/旧国名図/洛中図/『太平記』記事年表1
〔解説1〕『太平記』の成立

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

124
岩波の雑誌「図書」に佐藤優さんの書かれた「太平記」にかかわる記事を見て、とりあえず1巻を読んでみることにしました。通読したことはなく一部分だけを読んだことがあります。この岩波文庫版は確かに注釈が親切に書かれていてわかりやすい気がします。この巻には原文の8巻までが収められています。漢文などからの引用が多く原文自体のテンポも楽しめました。平家物語と同じように愛読書の1冊に加えようという気がしました。2017/03/11

syaori

36
最終巻まで出たので。後醍醐帝の討幕計画が発覚する正中の変、天皇の隠岐配流、楠正成や赤松則村の挙兵、帝の隠岐脱出と1巻から盛りだくさんです。この巻で印象的なのは楠正成の活躍。小勢が大勢を翻弄するのは胸が躍りますね。加えて、物語としても天狗の出現などの不思議な出来事や中国の故事を引くなど飽きさせません。『平家』と比べ、俊基の関東下向などには馬琴などを思わせるものがあって時代が下っているなと感じました。日本史に暗いので登場人物たちの運命、これからの展開が気になります。サバイバルする大塔宮様を応援しつつ以下次巻。2016/11/28

おひゃべりのナオ@【花飛】ヤオイは三月の異名にあらず

24
(5)以降が未刊行、高師直滅亡までは読める。妖怪大戦争はまだ読めない。2016/03/23

14
二巻が昨日発売とのことで、積んでおいたこれをざざっと流し読み…。平安時代の古典に比べれば、格段に読みやすいんだけどなあ。きちんと読み直します。今度もう一度。2014/10/18

Francis

13
再読。2020年に読んだ最後の本。「太平記」はやはり面白い。南北朝史研究者の亀田俊和先生が「太平記の著者は都合の悪いことになると中国の古典を引用して誤魔化す癖があるようだ」と書いているが、その意味も何となくわかった。2020/12/31

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