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内容説明
東洋経済オンラインほか各メディア絶賛!
日本の「妊娠の知識」は
世界最低レベルであるーー
今回は生殖医療の授業のため
胚培養士・水沢、学校へ!?
そこで女子高生に頼まれたのは、
卵子凍結で…?
水沢は患者の強い想いに
応えることはできるのかーー!?
不妊治療の現場で働く
スペシャリストたちの医療ドラマ!!
「卵子凍結」「無精子症手術(TESE)」編、収録!!
東洋経済オンライン、朝日新聞、
CREA WEBほか、
連載開始後さまざまなメディアに
立て続けに掲載の超話題作、第2集!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空のかなた
23
白血病になった女子高生が卵子凍結を望む、不妊治療で精子が見つからなかった年下の夫がまさか俺の方に、と衝撃を隠せない。どちらも新しいテーマではないけれど、語りかける言葉や、治療のステップが丁寧に描かれていているので薄っぺらな感じは全くない。最新の?不妊治療のリアルな?プロセスにきちんと向かい合える物語。2023/08/03
りー
22
「少子化」って言われてもねぇ…に、本当に同感。男性の無精子症、友人の話を聞いて、卵子を採るために仕事の合間にトイレに行って自分の身体に針を差すのは女性の方。…って思っていたけど、精巣を切って精子を探す手術、凄まじいなぁと。しかも成功率は1/3。我が子を抱けなかったご夫婦の方が多いのか。2023/05/17
星落秋風五丈原
20
1巻ラストは水沢が眠れる少女を見下ろして、こう言う場面で終わる。「ゆみ 私が夢をかなえてあげるからね」 もしかしたら、水沢が胚培養士を目指した動機なのか? 本巻はそのエピソードを引きずらず、所長の発案で水沢と一色が学校で講義をすることになる。もう一編は夫より10歳妻が年上のカップル。やり手で、ずっと仕事が忙しかった妻は、ようやく妊活ができるようになったためクリニックへ。ところが不妊の原因は、若い夫にあった。一色に娘がいることが明らかに。ところが娘の出生にも、後の巻で秘密があることが示唆される。 2023/05/12
陸抗
19
卵子凍結は、高校で教えてくれたら選択肢が増えるよね。もし病気や怪我で何かあった時にって。もちろん家族で相談は必要だけど。無精子症の手術も、具体的に描いてくれるから分かりやすいしこれはきついね。見つかったあとは、やっぱり顕微授精なんだろか。ここまでしたからって思いが強いから、妊娠しなかった時の二人は見る自信ないな…。2023/09/29
kayo
17
高校生への生殖医療の側からの性教育講座に出かける水沢(と一色)。胚培養士は卵の力を信じて見守る仕事という水沢。少子化に苦言や対策を言うのではなく、「望んだ時に望んだ相手と望んだ形で」妊娠出来るための知識を説く姿が凛々しい。若いから、健康だから、自然に妊娠出来るとは限らない。自然な妊娠という言い方も昨今はもっと多様性を帯びても良いのでしょう。男性側の不妊原因へのプライドからくる無教養や投げやりさは消えて欲しいと考えさせられます。2023/10/23