角川文庫<br> 新訳 ナルニア国物語6 魔術師のおい

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角川文庫
新訳 ナルニア国物語6 魔術師のおい

  • ISBN:9784041108581

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内容説明

新世界――ナルニアが生まれる
深緑野分氏、推薦!

【全世界1億2千万部! カーネギー賞受賞シリーズ第6弾】
児童文学の金字塔!新訳
装画:pako

●あらすじ
ディゴリーはお隣の少女ポリーと、おじの書斎で不思議な指輪を見つける。実はおじは魔術師で、異世界に行ける魔法の指輪を作ったのだ。指輪にふれた二人は異世界に送りこまれ、悪の女王ジェイディスを復活させ、ロンドンの街に連れ帰ってしまう。あわてて元の世界に連れもどそうとするが、入りこんだのはまた別の世界。そこでは、今まさにアスランが新しい世界を創造するところだった。ナルニアのはじまりが描かれる第6巻!

●新訳のここがポイント
翻訳にあたって、原作の英語の格調高さをくずさぬよう、配慮されて訳されています。「英米の子どもたちが原文を読んで味わうとおりの「楽しさ」――知らない世界に出会うときのわくわく感や(略)好奇心もふくめて――を大切にしました」「とくに原文の解釈には最新の注意をはらいました」(角川つばさ文庫版あとがきより)

・1巻第十三章で、魔女が「深遠なる魔法のことを忘れたのか?」と問われ、先行訳ではアスランが「忘れてしまったようだな」や「どうかな、忘れてしまったかもしれない」と答えていたが、アスランがそんな大事なことを忘れるはずがないので、原文の「Let us say(と仮定しよう)」を活かし、「忘れていたということにしよう」に。
・1巻第十六章のアスランの台詞は「しっかりやれよ、みんな。♪二階も一階も♪奥方様の部屋も♪だ!」とした。これはGoosey Goosey Ganderというナーサリー・ライムの一節なのでアスランが上機嫌になって歌っている、とわかるように。(先行訳ではただ命令しているだけになっている)

等々

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mariya926

89
ナルニア国ができる様子が、創世記とリンクしていて、作者の知恵が伺えました。一番重要な創世記3章をそのまま物語にしてくれたら良かったのにとも思いました。小学生、中学生の時に夢中になって読んだ本だからこそ、大人になって読むと懐かしさ+思い出しながら読める醍醐味を味わっています。とうとう残り1冊です。2023/08/27

ryuetto

5
アスランが新世界を構築するその過程を見れて、楽しかった。アスランの歌につれて、世界がどんどん生まれてきて、木が育ち、山や谷が作られていく。その場に居合わせた子どもたちの感動が伝わってくる。 ロンドンから持ち込んだ街灯の柱が、街灯の木に育っていく。金貨や銀貨から、金や銀の枝が育っていくのは面白い。 いろんな誘惑が少年を襲うけど、やっちゃいけないこと、やってしまったことへの後悔などが綴られて、良い教訓物語になっているような気がする。2023/10/08

杏仁豆

1
ナルニア国、実質序章。でも6巻目になっているのは納得です。ディゴリー達の冒険を読んだ後1巻を振り返ると、ほっこりしますね。 今回は視点がずっとディゴリーとポリーだったこともあり読みやすくて面白かった。 しかし訳者さんのあとがきが分かりやすい反面とんでもないネタバレを食らいそうになったので、最終巻も読み終えたいと思います。2023/12/01

ベルツリー

0
ナルニア誕生の巻。ライオンと魔女に登場する白い魔女の生い立ちや衣装ダンスの成り立ち、森の中の街灯が現れた理由などがこちらに。2024/02/29

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