角川文庫<br> 新訳 ナルニア国物語7 最後の戦い

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角川文庫
新訳 ナルニア国物語7 最後の戦い

  • 著者名:C・S・ルイス【著者】/河合祥一郎【訳】
  • 価格 ¥1,056(本体¥960)
  • KADOKAWA(2023/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041108598

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内容説明

ついに完結。カーネギー賞受賞作!

【全世界1億2千万部! カーネギー賞受賞シリーズ最終巻】
児童文学の金字塔!新訳
装画:pako

●あらすじ
偽アスランの命令により、ナルニアはカロールメン国に支配された。もの言う木々は切り倒され、しゃべる馬たちは奴隷のように働かされる。ナルニア最後の王ティリアンは怒り立ち上がるが、逆に囚われの身に。ジルとユースタスが助けにくるものの、邪悪な神タシュまで現れて、もはや絶体絶命の危機に。ピーターやルーシーら、かつての主人公らも登場し、衝撃のラストへ! ついに完結。カーネギー賞受賞作! 詳細な解説付!

●新訳のここがポイント
翻訳にあたって、原作の英語の格調高さをくずさぬよう、配慮されて訳されています。「英米の子どもたちが原文を読んで味わうとおりの「楽しさ」――知らない世界に出会うときのわくわく感や(略)好奇心もふくめて――を大切にしました」「とくに原文の解釈には最新の注意をはらいました」(角川つばさ文庫版あとがきより)

・1巻第十三章で、魔女が「深遠なる魔法のことを忘れたのか?」と問われ、先行訳ではアスランが「忘れてしまったようだな」や「どうかな、忘れてしまったかもしれない」と答えていたが、アスランがそんな大事なことを忘れるはずがないので、原文の「Let us say(と仮定しよう)」を活かし、「忘れていたということにしよう」に。
・1巻第十六章のアスランの台詞は「しっかりやれよ、みんな。♪二階も一階も♪奥方様の部屋も♪だ!」とした。これはGoosey Goosey Ganderというナーサリー・ライムの一節なのでアスランが上機嫌になって歌っている、とわかるように。(先行訳ではただ命令しているだけになっている)

等々

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mariya926

97
すごいですね。ラストの天国についての表現が素晴らしかったです。私もこの世よりさらに偉大でさらにすぐれた世界があるとヘブル人への手紙に書いてあることを信じますが、その世界をこのように表現していることが素晴らしかったです。最後の巻については他の訳でも読んでみたいです。2023/10/31

Chikara Tonaki

9
シリーズを通して読み終えた事の達成感は感じられました。最終話はまさにキリスト教が全面に押し出されてましたね。時間を置いて読み直したくなるかな?今のところはわかりません。2023/08/07

ryuetto

6
前巻では、世界の始まりを見たんだけど、今度は、世界の終わりを見せてきた。世界の作られていく様子も面白かったが、それがどんどん消えていく描写もなかなかすごかったと思う。 神の偽物を名乗るものが現れるなど、キリスト教世界ではありがちな話だったのかもしれないし、その時、世界は滅びを迎える。というのが、なんか宗教っぽい。 最後に明かされたアスランの正体も含めて、この物語は、聖書を子供向けのファンタジーとして翻案したものなのかもしれないなあ。と、なんとなく思った。2023/10/21

ころりん

2
ナルニア、最終巻。 カルト、騙しの手口、人間の罪の姿も、見かけ(信仰も含めた)とは違う「ほんもの」のことも、現代的なテーマがギュギュギュッと詰まっていた 改めて、ルイスの慧眼に驚嘆した思いの読書。 もちろん、ルイスは「教訓」を言いたいわけじゃなく、本書も「寓話」ではない。 昔から今まで、そしてこれからも、ナルニアだろうとこの世界だろうとキリスト教世界・教会だろうと大いにありうる欺瞞の世界を、冒険の舞台として描いてくれるのだ。 そう思うと、タイトル「最後の戦い」Last Battleって、すごく意味が深い。2024/02/09

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