角川文庫<br> 新訳 ナルニア国物語5 馬とその少年

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角川文庫
新訳 ナルニア国物語5 馬とその少年

  • ISBN:9784041108574

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内容説明

「この本には、決して変わらない価値がある。ほんの数ページで、この作品と、ルイスの愛情深い視線の虜になりました。」木村良平(声優)

【全世界1億2千万部! カーネギー賞受賞シリーズ第5弾】
装画:ソノムラ

※本書は、既刊の角川つばさ文庫版の表記や表現を大人向けに加筆修正したものです。

●あらすじ
南国の少年シャスタはいつも父に殴られ、奴隷のようにこき使われてきた。あるとき、その父が実の親ではなく、自分を人買いに売ろうとしていることを知り、自由の国ナルニアへ逃げだす。ともに逃げてくれたのは、気高き軍馬ブリー。貴族の娘アラヴィスやその雌馬もいっしょだ。旅の途中、シャスタは自分そっくりの王子と出会い入れ替わることに。そしてナルニアへの秘密の攻撃計画を知るが…。ルーシーやエドマンドも再登場!

●新訳のここがポイント
翻訳にあたって、原作の英語の格調高さをくずさぬよう、配慮されて訳されています。

・1巻第十三章で、魔女が「深遠なる魔法のことを忘れたのか?」と問われ、先行訳ではアスランが「忘れてしまったようだな」や「どうかな、忘れてしまったかもしれない」と答えていたが、アスランがそんな大事なことを忘れるはずがないので、原文の「Let us say(と仮定しよう)」を活かし、「忘れていたこということにしよう」に。
・1巻第十六章のアスランの台詞は「しっかりやれよ、みんな。♪二階も一階も♪奥方様の部屋も♪だ!」とした。これはGoosey Goosey Ganderというナーサリー・ライムの一節なのでアスランが上機嫌になって歌っている、とわかるように。(先行訳ではただ命令しているだけになっている)

などなど、注意しないと正しく訳せないくだりが今の日本語で美しく訳されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mariya926

95
やっぱりナルニア国は最高です!今回はアスランがいつも一緒にいて守ってくれているインマヌエルが一番心に響きました。2023/07/30

Francis

13
今回の話は読み進めていくうちにキリスト教的な教訓譚なのかな、と思っていたが、アスランがブリーに語りかける辺りでそれは確信に変わった。シャスタが実はアーチェンランド国のコール王子だったという話は旧約聖書の預言者モーセがモデルになっているのではないか。訳者あとがきを読んで大いに納得。やっぱり欧米の小説は聖書、あるいはギリシャ神話がモチーフになっているんですね。ファンタジー小説であろうとも。2024/05/07

Chikara Tonaki

9
やっと5巻「馬とその少年」を入手。4巻からだいぶ待たされた気分。なんと1巻「ライオンと魔女」の4兄弟がナルニアで王・女王となり統治していた時代の話。名作シリーズを味あわせてもらい大変嬉しいのですが、もう少し刊行ペースを上げてもらえないだろうか。2022/12/26

ベルツリー

1
思い入れが強いのはライオンと魔女だけれど7冊の中で1番おもしろいかも。2024/01/09

香菓

1
電子書籍で再読。表紙かわいい2023/02/19

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