出版社内容情報
「自分の会社や取引先は大丈夫か?」。会社再生のプロが、ビジネスで必須の経営分析、財務分析を図解形式でわかりやすく解説。
冨山 和彦[トヤマ カズヒコ]
著・文・その他
経営共創基盤[ケイエイキョウソウキバン]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tenouji
11
私にとっては専門外だが、型通りの企業分析をディスってる内容とも受け取れるw。書いてある内容は実践的で、数字ばかり見て、企業の経営の実態が想像できないのはダメですよ、って話し。素人には、とてもわかりやすかった。2018/08/13
g.t
8
「おわりに」で冨山氏が記した言葉が印象的。 無形物である会社の本当の姿を知るために経営分析がある。経営分析を通じでできる限りの有形化(アート&サイエンス)を試みるための技法を紹介してきた、、、胸に刻んでおきたい言葉である。謙虚な姿勢を持ちづつけ、偏見に依らない分析が真実を導いてくれる。 財務的な素養を多少持っていれば、経営分析の目的、本質を知ることが出来る良い図書だと考える。2020/05/23
カラクリ
5
いきなり経営指標の分析に入らずに、まずはその会社(の属する業界の)勝ちパターンが何かから考える、というように理解した。コスト削減の勝ちパターンは、規模・範囲・密度・経験の経済性。売上増の勝ちパターンは、ネットワークの外部性・スイッチングコストの高さ。(インダストリーバリューチェーンのところはあまり理解できなかった。)これらを想像しつつ財務諸表を見ていく。 あとはフェルミ推定の有用さがわかった。 非常に良書だと思います。2019/05/05
帯長襷
2
元の本を読んでいたので、図解でもう少し理解を深めるために手に取る。どちらかというとこれを保管しておいてときどき見るのがいいかな。2020/07/21
kaz
2
2012年に新書版で発行されたものに図表を加え、改訂版として加筆・修正されたもの。新書版に対するコメントは「同じ業態でも、事業内容によって経営指標の持つ意味が全く異なる。現場での経験、リアルな物差しが物を言う。規模の問題か、稼働率の問題か。等々、言われてみれば当たり前だが、なかなか気づきにくい観点が興味深く整理されており、企業を見るうえで役に立つ」というもの。改めて読んでみて、あまり血肉になっていないことに愕然とした。いろいろな課題に真剣勝負で挑まねば、なかなか身につかないのかもしれない。 2019/02/20