講談社文庫<br> 戦百景 本能寺の変

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講談社文庫
戦百景 本能寺の変

  • 著者名:矢野隆【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 講談社(2022/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065298558

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内容説明

「戦百景」シリーズが深掘りするのは、天下の趨勢を一夜で変えた「本能寺の変」。織田信長を斃した明智光秀を突き動かしたものとは!

織田信長と明智光秀。日本史上最大の謎とされる「本能寺の変」の主役二人が出会ったのは案外遅く、永禄11年(1568年)のことだった。信長は美濃の斉藤氏を滅ぼして、尾張を併せた二ヵ国の太守。片や光秀は、次期将軍就任を目ざす足利義秋(のちの義昭)に仕える細川藤孝の家人だった。越前の朝倉家の食客の身に甘んじていた義秋主従は朝倉家当主・義景に愛想を尽かし、やがて信長を頼る。信長と義秋のパイプ役を務めていた光秀は、その後信長の直臣に。それから光秀は出世を重ね、織田家重臣の筆頭格にまで昇りつめる。家臣の中で最初に持ち城・坂本城を与えられ、家中の出世頭となった光秀に転機が訪れる。それは、東の強国・武田氏を滅ぼした年のことだった。天下布武を目前にした信長にどんな変化があったと言うのか。手に入れた織田家中における栄誉を、なぜ光秀は手放す気になったのか。日本史最大の謎を、シリーズ最深の深掘りをして変の真相に迫る、超人気シリーズの書下ろし歴史長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポチ

49
光秀の中では信長は人ではなく魔王でなければいけなかった。出会いから本能寺の変までを2人の心の機微を中心に描かれている。2022/12/25

如水

29
本能寺の変…『動機(〇〇説)』はここ近年、様々な憶測が立ってますが、この小説は至ってシンプル。…そう考えるか、この時代の人なら有り得るな、が率直に思った所。ただ、『本能寺の変』を題材にはしているのですが、物語は信長と光秀が出会った所から(ぶっちゃけ前置きが長い💦)。いつもと感じで刻一刻と変わる状況を描いているのかと思ってた😅それでも面白かったですよ。光秀が実は細川藤孝の家人だった、と言う所もミソ。深掘りされている事は間違い無く、しかもこのシリーズでは珍しく『次巻に続く(山崎の戦い)』…楽しみです。2023/12/22

Book Lover Mr.Garakuta

18
【小林書店】【速読】:購入後しばらく経過してから、読了。信長と光秀の気持ちが巧みに描写されて居り面白かった。如何来るのかと思いつつも光秀の気持ちに、少しの同情もわかなかったが、無理のない話でもないと思いました。今は信長有ってこその光秀だと考えております。次巻山崎の戦いに続く。2022/12/27

コチ吉

12
光秀が信長を討った理由は様々に語られ、未だ定説はないと思われている。ここでは天下人に成り下がった途端に俗物と化したことが許せなかった、としているが、謀反が当たり前のような時代であり、機会があれば討つということが常に家臣の脳裏にあったには違いない。ある意味動機など幾らでも付けられるのだ。2023/02/23

クアドラプル ダイノ

6
螺旋シリーズを読んでるせいか話が混ざってしまう。 今までのシリーズのようにいろんな人物の視点でなく、信長と光秀の交互の視点から話が続いていく。 登場人物自体が少ないのでしょうがないが弥助とか蘭丸視点も欲しかった。2023/03/07

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