賊軍 土方歳三(7)

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賊軍 土方歳三(7)

  • 著者名:赤名修【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 講談社(2022/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065287811

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内容説明

窮地の会津藩を救うため、庄内へと向かった土方歳三。しかし、米沢藩の寝返りにより庄内への道は断たれ、急遽仙台藩へと向かう事に。時を同じくして、旧幕府軍の一大勢力・榎本艦隊も江戸を脱出し、仙台を目指していた。土方歳三と榎本武揚。この二人が合流すれば、劣勢を余儀なくされていた奥羽越列藩同盟も、息を吹き返す。そんな最後の希望を無に帰そうとする計画が、同盟の盟主である仙台藩の中枢で企てられていた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

31
奥羽越列藩同盟をよすがに戦い続ける新選組の面々。しかしそれも崩壊の危機に。史実を元にしつつもオリジナリティが盛り込まれていて新しい新選組を読めていて楽しい。★★★★☆2022/08/24

LUNE MER

15
会津降伏、東北王朝構想瓦解、そしてついに蝦夷へ。今巻でも、今までノーチェックだった史実に興味津々となりつつ、土方のカッコよさに惚れ惚れする。蝦夷共和国編でも「これをネタとして取り上げたか✨」とゾクゾクするような展開を期待してしまう。2022/08/24

5
3 新刊読了。会津藩が降伏して奥羽越列藩同盟は瓦解。戊辰戦争はいよいよ大詰めの箱館戦争へとひた走っていく。山口二郎こと斎藤一の奮戦がかっこよかった。本作の榎本武揚は黒目がちのちょっと不気味な面相で、夢想家である榎本の突飛な計画に土方が呼応するという関係性。東北王朝といい蝦夷独立といい、まさに賊軍って感じでワクワクする。しかしやっぱり、やや無理筋の東武皇帝だとしても、天皇の血筋を最後まで握っておくべきだったのではないかなぁ。しかし、プロイセンの介入が望めなくなった時点で戦力的に詰んでるか…。2022/09/18

なさたなだ・ざざす

5
△ 北上した土方の動きと、仙台での榎本武揚との合流が描かれる。 土方が同盟の総督に推されたりとオリジナルの要素はあるものの、見せ場はあまりない巻でした。 史料から土方の動きを丁寧に追ってはいるものの、その他の面では会津の落城はダイジェストで描かれ、作品の肝である「生き残った沖田」の動きも描かれず、期待したものは見れなかった。 新登場した榎本武揚がなかなか魅力的で、先の展開の描かれ方は楽しみ。2022/08/25

やすとみくろ

4
仙台藩と会津藩の降伏が描かれているが、日時について言及があるとはいえ、描かれる順番、島田の台詞から、仙台藩と会津藩の降伏が前後しているように誤解されがちな構成ではある。(実際は会津藩の降伏が後)山南の話を入れてくれたのは、個人的には嬉しかった。久しぶりに別の新選組隊士も登場したが、松本捨助を選んだのは帰す話をする為に出したんだろうか?榎本武揚はその経歴もあってか、面白い人物に描かれる事が多いな。2022/08/25

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