電撃の新文芸<br> 勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録III

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電撃の新文芸
勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録III

  • 著者名:ロケット商会【著者】/めふぃすと【イラスト】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 特価 ¥770(本体¥700)
  • KADOKAWA(2022/08発売)
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  • ISBN:9784049144437

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内容説明

★「次にくるライトノベル大賞2021」総合部門 第2位!★

 雪の舞う中、懲罰勇者部隊に新たな任務が課せられる。
 最終目標は陥落した第二王都ゼイアレンテの奪還。魔王現象二十一号『アバドン』の支配下にある王都から進出してくる異形の軍勢を叩き、トゥジン山に攻略拠点を築くというものだった。
 しかし、ザイロたちに告げられたのは、単独で先行してトゥジン・トゥーガ丘陵を占拠し野戦築城にて拠点を確保するというもので……。
「――そうだ。完全に、囮だな」
 無謀な作戦に激怒するザイロたちの前に、元聖騎士団長で懲罰勇者に堕ちたパトーシェが現れる。
 そんな絶望的な状況のなか、異形に追われる王子と王女を助けたことが思いがけず戦況を動かしていく。
 書籍版オリジナル展開で贈る、極寒の王都奪還作戦の行方は──!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コリエル

12
ドッタという男の存在感。何コイツ、預言の聖痕でも持ってんの? もしくはあらゆる因果がコイツを中心に回る非常に高いカルマが備わっているとか。王家のやんごとなき人々がドッタを軸に懲罰勇者部隊と絡まり合い、彼らをより過酷な戦場へと駆り立てる。後はノルガユの過去もなかなか意外だった。真性のマジキチかと思いきや、複雑な出自ではないか。解放されるザイロの新聖印も気になりつつ次回へ。2022/08/17

ハイちん

10
やっぱりこのシリーズ好き。とても読みやすい文章なのに作品が重厚な雰囲気を持っているのがすごい。バトルメインのライトノベルって下手すると厨二病な感じに陥ってしまいがちなのだが(狙って厨二にしている人もいるのかもだが)この作品はあんまりそんな感じがない。キャラクターとバトルとストーリーのバランスが絶妙で常に緊張感があるのがいい。日常パートですらなんかハラハラしながら読んでいる。勇者部隊の面々キャラ濃すぎてちょっとした発言が逆鱗に触れてえらいことになったりするし。続刊が楽しみだな。2022/08/23

有無(ari-nashi)

5
部隊に新たな仲間を迎え、第二王都奪還のためにトゥジン山で魔王四体と傭兵部隊を相手に戦う話。懲罰勇者は、巻き込まれたり感が鋭かったりして共生派の真実に関わった者を、匿いながら尖兵にする意味もあるのかな。せっかく情報をお互い話せない事情があるのがもどかしい。あと、現場リーダーの意見を聞き、ペテンを駆使して要望を叶えるベネティムは、上司として割りと優秀だと思った。部下にも嘘つくけど。そして、中途半端に人間らしさがある魔王たちが不気味でおぞましくて好き。模造品に近い気もする懲罰勇者たちも、人間と言って良いのか謎。2023/04/28

つっきー

4
巻を追うごとに面白くなってきてる!!勇者パーティーだけでなくて魔王側・魔王共生派と戦う人間側の役者も揃ってきて(暴力ありきの)政治劇も楽しめそうで嬉しい。アルスラーン戦記みたくなってきた。2022/09/29

dorimusi

3
人間がどれだけ生き残っていのか気になるディストピアな物語の3巻。ついに王族が絡んできた。てかノルガユ陛下の過去が結構驚きだった。ジェイスやザイロの過去も絡んできそう。続きもきになる。 Web版未読だけど金を払う価値はあると思うけど……しかし高いなぁ……2023/02/04

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