電撃の新文芸<br> 煤まみれの騎士 II

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電撃の新文芸
煤まみれの騎士 II

  • ISBN:9784049143539

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内容説明

あらぬ冤罪で第五騎士団を追放され、魔族領に隣接する辺境へと派遣されたロルフ。
しかし辺境で待っていたのもやはり、神に棄てられた者へ対する差別の日々だった。
その中で彼は、自分と同じ“煤まみれ”と蔑まれる魔族の奴隷少女、ミアと出会う。

何故この罪なき子供が悲しみを強いられているのか。魔族は本当に滅ぼすべき邪悪なのか。
ミアと過ごす毎日は、ロルフの心の中に、ある決意をもたらす。
そして赴いた魔族領で彼が見たものとは。至った覚悟とは。

「俺に約束を守らせないつもりか? そうはさせるか。そうはさせるものかよ」

人間と魔族の終わりなき抗争。謂れなく流される血。正しき人たちの零す涙。
非情な運命を許せぬロルフが手を伸ばした時、その手に握られていたものは──。

「さあ──決着をつけよう」

神に棄てられ、蔑まれ続けた“煤まみれ”の、世界への叛逆がついに動き出す──!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ささきち

7
ロルフを追い出す時のエミリーやフェリシアを見てもうオワオワリですよ。彼女達がロルフに対して失望するのもわからんではないのよ?尊敬していた人間がずっと無意味な棒振りをし続けて周りから笑われボコられて5年間何も変化しない人間を見続けるのはさぞ辛いだろう。5年という月日はどれだけ仲が良かったとしても周りの影響を受けて一緒に落ちてゴミとなる。最後に色々と気づいたがもう遅いという王道な追放物を演じてくれたが、敵にロルフを見つけたら悲劇のヒロイン演じて殺しにくるんだろ?女神を信奉する邪教徒なんて屑ばかりなんだから。2023/06/03

ロック

4
女神の加護がないからこそ見えて来る自分だけの理想、憧れの騎士道に主人公ロルフがようやく辿り着く2巻。冤罪により追放され辺境の地でも蔑まれるロルフは奴隷魔族の少女、ミアとの出会いにより運命が一気に加速して行きます。 人間と魔族の戦争が激化する一方、人間は侵してはいけない領域にまで足を踏み入れ、ロルフの中で何かが変わって行く。何が正しいのか、何が間違いなのか、選んだ先は人間ではなく魔族側だったという終盤の決断には熱い物がありました。そして遂にロルフの無双、ここにきてそう来たか!と魔力に対抗できるとある武器が2022/09/16

龍聖@本音語り

2
主人公があまりにも切ない。報われそうで報われない… 読んでると病みそうになるので⭐️2.5話の内容はそこそこおもろいです2023/03/30

takave

1
自分の信じる道を歩んでいたら人類の敵まっしぐら。2022/06/26

ak

0
4/10点。1巻面白かったのになぁ。創作で周囲を下げて復讐して溜飲を下げるというのは品位がないのであまり好きじゃないけど、周囲を完全な悪者にしない丁寧さと主人公の真摯さで読んでてテンション上がってのこの2巻だったんだけど。普通に戦ってる敵のとこに向かって打ち解ける、敵の側に付くって、リアリティなくて冷めた。その後も迷走してる印象。2023/02/24

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