小学館文庫<br> 春風同心十手日記〈三〉 悪党の娘

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小学館文庫
春風同心十手日記〈三〉 悪党の娘

  • 著者名:佐々木裕一【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 小学館(2022/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094070477

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内容説明

弱った心を踏みにじる奴はこの刀が許さねえ!

最近、町人を騒がせている盗賊一味――笹山の閻僧。
定町廻り同心の夏木慎吾は、ここひと月ばかり奴らを追うのに必死で、奉行所で寝泊まりすることも多い。
つい先日押し込まれた漆問屋では、女子供までが皆殺しにされた挙句、金もすべて盗まれたという。
しかし、火付盗賊改方からの報せでは、「大店ばかりを狙い、店の者が気付かぬうちに、潰れぬ程度の金を蔵から盗み取る」のが、笹山の閻僧の流儀らしい。
なぜ、急に変わったのか? まさか偽物が跋扈しているのか?
とはいうものの、「笹山の閻僧の盗みである証に、笹の葉の墨絵を一枚柱に打ち付け、印として残していっている」との報せもあり、混乱した慎吾たち奉行所の探索は難航を極めていた。
血も涙もない押し込みに江戸市中が震えるある日、慎吾が持ち場の高級料亭・松元で働くおもよの前に、行商の元締めをしている平次が姿を現した。
「松元の金蔵のありかを、絵図にしてほしいそうだぜ」
平次が言うには、おもよの父親・金五郎の手伝いらしい。
思いも寄らない真実を耳にしたおもよは――。
手に汗握る、人気絶頂の捕物活劇シリーズ第三弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

54
① 北町奉行所定町廻り同心で天真一刀流免許皆伝の夏木慎吾の活躍の物語です。盗賊笹山の閻僧(初代)は、息子・忠治に多額の持参金をつけて旗本二百石の仙谷家に養子に入れた。閻僧の盗み方は、相手が気付かないうちに、相手が困らない金額を盗む綺麗なお勤めであったが。閻僧が亡くなり。忠治が、二代目笹山の閻僧を名乗って盗みを働いてからは、盗みに入った家の者は、皆殺しにし、女は犯し、金はすべて奪い取る……。2023/03/13

蕭白

7
胸が痛くなるような展開にならなくて良かったです。2023/08/11

Suzu

0
春風同心十手日記シリーズ第3弾。松元の主も息子も出来た人で良かった。盗人に育てられた娘なんてとんでもないとか言い出しそうなもんだけど。口入屋が行方をくらましたのが心配。 そして次巻を読む。2024/12/28

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