小学館文庫<br> 春風同心十手日記〈一〉

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小学館文庫
春風同心十手日記〈一〉

  • 著者名:佐々木裕一【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 小学館(2020/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094068436

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内容説明

弱い心に縄を打つ、あの男に捕まりたい。

定町廻り同心の夏木慎吾が殺しのあったという深川の長屋に出張ってみると、包丁で心臓を刺されたままの木場人足の竹三が土間で冷たくなっていた。

近くに女物の匂い袋が落ちていたところを見ると、一月前に家を出ていった女房のおくにの仕業らしい。

竹三は酒癖が悪く、毎晩飲んでは、暴力をふるっていたらしいのだ。さっそく、岡っ引きの五郎蔵や女医の華山らに助けを借りて、探索をはじめた慎吾だったが、すぐに手詰まってしまい……。

頭を抱えて帰宅した慎吾の前に、なんと北町奉行の榊原忠之が現れた!?
しかも、娘の静香を連れて来ているのは、一体なにがあったのか?

あいつが歩けば春風がそよぐ――気さくで、うっかり者だが、飛びっきりの優しさで、町人みなから慕われる定町廻り同心・夏木慎吾の八面六臂の活躍を描く、捕物活劇シリーズ第一弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

85
春風同心十手日記1作目 2020.11発行。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。 北町奉行所定町廻り同心・夏木慎吾の活躍を描いた物語です。 28才の慎吾は、3年前に母が亡くなるとき、やっと父と対面します。それまで父が生きているのかも知らず、八丁堀で周りから白い目で見られて過ごしていました。武家の娘が、父なし子を産んだのです。いまと違い相当の差別があったと想像されます。 亡くなる母の枕元で初めて会った父は、新吾の雲の上の人である北町奉行・榊原主計頭忠之でした。🌿続く→ 2021/01/11

ごへいもち

10
可もなく不可もなく。平凡2023/11/11

蕭白

6
悪くなかったです。完結しているシリーズものみたいなので、最後まで読んでみようと思います。2023/07/10

アニータ

1
2011年に刊行したシリーズに加筆修正されたものだということです。主人公の北町定町廻り同心の夏樹慎吾は、北町奉行・榊原忠之の隠し子という設定です。そのため、北町奉行がお忍びで夏木家を訪れるシーンや父子でこっそり酒を飲みかわす場面があります。そんな父子のやりとりには口に出せない思いのようなものを感じ、温かみを感じます。慎吾はなかなかの腕利き(剣の腕も含みます)で、情もわきまえていて好人物です。2023/02/14

Suzu

0
お初の作家さん。定町廻り同心夏木慎吾は実は北町奉行榊原忠之の隠し子。でもお互いに蟠るものはなさげ。今回の事件は、そもそも誰が悪かったのだろうと思う。ちゃんと誤解を解いていれば、話をしていれば起きなかったのにと思う。権吉は斬首で良かったんじゃないの?と思ったのだが。そして次巻に進む。2024/03/01

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