現代救済宗教論

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現代救済宗教論

  • 著者名:島薗進
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  • 青弓社(2022/04発売)
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  • ISBN:9784787210395

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内容説明

現代社会に大きな波紋を投げかけている新宗教とは一体何なのか?新宗教運動の成立過程から既成宗教との関係、精霊信仰の再生、海外での動向と新霊性運動の展開まで、救済宗教の現在を問う。
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目次

序章 現代救済宗教論
救済宗教とは何か/歴史宗教と新宗教/現代社会における救済宗教

第一部 新宗教とは何か

第一章 新宗教の範囲
新宗教を指す用語/新宗教の範囲/新宗教の発生時期

第二章 新宗教の発生基盤
民俗宗教/日蓮系の在家講/修養道徳運動

第三章 新宗教の諸類型
これまでの類型論から/信仰の源泉と発生過程に基づく類型分け/土着創唱型の特徴/知的思想型の特徴/修養道徳型の特徴/土着知的思想複合型の特徴

第二部 大乗仏教と新宗教

第四章 大乗仏教と新宗教
仏教と新宗教の救済観/宗派内運動の系譜/宗派外運動の系譜/近代民衆の救済観の流れ

第五章 権威の危機と法華系新宗教
近代日本における法華系新宗教の位置/法華経=日蓮宗の伝統と新宗教におけるその継承/法華系新宗教とナショナリズム/法華系新宗教と大衆主義/権威の危機と法華系新宗教

第三部 民衆宗教と近代

第六章 日本の近代化と民衆宗教
近代化と宗教/大衆的倫理革新と呪術的宗教性/生命主義的思想の意義

第七章 新宗教の精霊信仰と民衆文化
民衆的な救済宗教運動による民衆文化の保存と変容/近代の民衆的宗教運動(新宗教)の特質/新宗教における精霊信仰の「再生」/近代都市社会と精霊信仰/広い範囲の現象への適用/七〇年代以降の宗教動向をどう見るか/救済神(聖なる中心の)信仰と精霊信仰の相補性

第四部 現代世界の中の日本新宗教

第八章 日本の新宗教の異文化進出
日本の新宗教の異文化進出/異文化進出の現状/異文化進出の時期/受容する社会の状況/進出した宗教の特徴とその魅力/異文化進出による文化的葛藤と教団統合/日本の新宗教の異文化進出の宗教史的意味

第九章 新宗教と新霊性運動
日本の新宗教とは何か/一九七〇年以降の日本の宗教状況/アメリカ合衆国の状況との比較

あとがき