内容説明
ローラは15歳で小学校の教師になり、はじめて家からはなれて暮らすことになった。下宿生活のつらい日々を送っていたローラを救ってくれたのは、週末になると迎えにきてくれるそりとアルマンゾだった。 やがて、ローラは静かで豊かな愛をもったアルマンゾと18歳で結婚する。黄金色(こがねいろ)の光に包まれたローラの素敵な青春の日々を描く「大草原の小さな家」第7作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんもどき
10
十五で学校の先生になって、アルマンゾと知り合い結婚するまでの、幸せな部分が描かれる。講談社版の「大草原の小さな家」はここで区切りとなる。その後のことがあとがきで書かれているが、決して平たんな道を歩んだわけではないらしいことを考えると、幸せな頃の思い出で本を終わらせたかったんだなあと感じる。2023/03/09
桐ヶ谷忍
6
大草原の家シリーズ最終巻。ローラは何をもってアルマンゾとの結婚を決めたのかいまいち分からなかったけど、とにか素晴らしい物語だった。2018/12/22
宇佐菊
2
何度となく読んだ本。久しぶりに手に取ったら通読してしまい最初から読めば…と後悔。笑小さな森の小さなローラが、レディになって恋をして小さな家を出る。洋服の支度のシーンはやはりテンションが上がるものの、丁寧に読んでも形状が理解できないことが多々あり(笑)読解力の問題…?子供の頃はハッピーエンドの先を考えもしなかったが、ローラのその後は順風満帆とはいえなかったようだ。でもそれは全巻通して見せてくれたローラの大自然の理不尽と共にあった日々と同じで、それでも振り返ればその毎日を輝かしい日々と呼ぶのではないかと思う。
やあす
1
ローラの物語が終わってしまって残念。もっともっと読みたいよ〜と思いつつ、ローラが学ぶアメリカの歴史は、相当アメリカびいきだと思う。そんなことに気づいたのは、米原万里さんの著書の影響なのだが。2014/12/13
けいちか
1
ローラ・インガルス・ワイルダーのシリーズの中でも、もっとも主人公が成長し、期待にあふれている巻だと思う。その後の辛さに関しては、別な本などでも読んで知っているのだが、それを踏まえた上での幸せを感じる。2012/02/05