内容説明
今から、およそ100年前、北アメリカのウィスコンシン州にある「大きな森」の中の丸太で作った小さな家に、小さな女の子が住んでいた。その女の子の名は、ローラ。姉のメアリーと、妹のキャリーの3人姉妹。不屈の精神をもった父さんと優しい母さんのいるインガルス一家だ。 アメリカの開拓者の生活を生き生きと描いた「大草原の小さな家」物語の第1作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
楽駿
39
川崎図書館本。読書会仲間の一押しで、子供の頃以来、久しぶりに手に取った。今の便利で、楽な暮らしに慣れている私には、こんな過酷な生活はできそうにないが、過酷なのに、なんて楽しそうな生活なんだろう。必要なものは、できるだけ自分の手でこしらえ、麦を作り、牛を飼い、山の恵みをいただき、野生の動物を仕留める。パンを作るだけでも、まずは小麦を育てるところから、バターを作るところから始まる暮らし。物が出来上がる喜び、共に協力する喜び、自然への恐れ。今よりもっと、人が人らしくあるようで、気持ちが晴れやかになった。2021/05/02
SOHSA
36
《購入本》子どもの頃によく観ていたドラマの原作。厳しく優しい大自然の中で生き抜くインガルス一家を描く。人間の知恵と逞しさに改めて感嘆する。現代人には、少なくとも現代の日本人にはとても耐えられるとは思えない。そんな環境の中でもひとは歓びや愉しみを見出し、幸福を感じている。この小説から得るものは殊のほか多い。穏やかな文章の中にひとの目指すべき方向のひとつが示されている。2020/12/29
豆ぽち
16
小学生の頃よく読んだ。豚を焼くところを妙に覚えていて、懐かしさに泣きそうになる。あの頃は、家のなかがゴタゴタしてていつも不安だった。本を読むのが唯一、心が休まるときだった。文字を通してあの時の自分に会えた気がした。2018/06/17
がんもどき
9
アメリカ西部開拓者の生活が描かれる「大草原の小さな家」シリーズの一冊目。なんとなく南北戦争以前の時代だというイメージがあったので、リンカーン暗殺後が舞台というのに驚いた。夏の記憶が短く、冬の記憶が多いので年中寒そうな印象がある。様々な料理の出てくる食卓の描写が魅力的だ。2023/02/19
punto
5
興味はあったし、昔家に子供版もあったのだが、これまで一度も読んでいなかったので、思い立って読んでみました。子供のころに読んでいたら、もっと面白かっただろうなと思いました。子供の目線で見た、開拓時代のアメリカの日常の生活が生き生きと伝わってきました。何よりも、今と違って何をするにもサバイバル!コンピュータのない時代なんて考えられない私ですが、こんな時代もあったと思うとなんとなく(その時代を生きていないにも拘わらず)懐かしくなります。2015/11/07
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