講談社文庫<br> 大きな森の小さな家 大草原の小さな家(1)

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講談社文庫
大きな森の小さな家 大草原の小さな家(1)

  • ISBN:9784061842779

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内容説明

今から、およそ100年前、北アメリカのウィスコンシン州にある「大きな森」の中の丸太で作った小さな家に、小さな女の子が住んでいた。その女の子の名は、ローラ。姉のメアリーと、妹のキャリーの3人姉妹。不屈の精神をもった父さんと優しい母さんのいるインガルス一家だ。 アメリカの開拓者の生活を生き生きと描いた「大草原の小さな家」物語の第1作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

楽駿@新潮部

39
川崎図書館本。読書会仲間の一押しで、子供の頃以来、久しぶりに手に取った。今の便利で、楽な暮らしに慣れている私には、こんな過酷な生活はできそうにないが、過酷なのに、なんて楽しそうな生活なんだろう。必要なものは、できるだけ自分の手でこしらえ、麦を作り、牛を飼い、山の恵みをいただき、野生の動物を仕留める。パンを作るだけでも、まずは小麦を育てるところから、バターを作るところから始まる暮らし。物が出来上がる喜び、共に協力する喜び、自然への恐れ。今よりもっと、人が人らしくあるようで、気持ちが晴れやかになった。2021/05/02

SOHSA

36
《購入本》子どもの頃によく観ていたドラマの原作。厳しく優しい大自然の中で生き抜くインガルス一家を描く。人間の知恵と逞しさに改めて感嘆する。現代人には、少なくとも現代の日本人にはとても耐えられるとは思えない。そんな環境の中でもひとは歓びや愉しみを見出し、幸福を感じている。この小説から得るものは殊のほか多い。穏やかな文章の中にひとの目指すべき方向のひとつが示されている。2020/12/29

洋書好きな読書モンガー

21
なんか暑さ負けして読書が進まない今年の夏、気分転換に読む。実家の本棚には兄の買った本なのか読んで無い本がいっぱい。洋書も200冊位あるし積読解消の秋にするか?南北戦争終了後に著者で主人公のローラは生まれているのか。TVドラマの影響が大きくて西部へ引っ越した後の物語だと思っていたら、五大湖西岸のウィスコンシン州西部の森の中のおじいちゃんの家から話はスタートするのか。原書初版と同じヘレン・シュウエルさんの木版画のような絵が暖かい感じがして物語の中の懐かしい感じと合っていてとても良い。2025/09/02

豆ぽち

16
小学生の頃よく読んだ。豚を焼くところを妙に覚えていて、懐かしさに泣きそうになる。あの頃は、家のなかがゴタゴタしてていつも不安だった。本を読むのが唯一、心が休まるときだった。文字を通してあの時の自分に会えた気がした。2018/06/17

punto

5
興味はあったし、昔家に子供版もあったのだが、これまで一度も読んでいなかったので、思い立って読んでみました。子供のころに読んでいたら、もっと面白かっただろうなと思いました。子供の目線で見た、開拓時代のアメリカの日常の生活が生き生きと伝わってきました。何よりも、今と違って何をするにもサバイバル!コンピュータのない時代なんて考えられない私ですが、こんな時代もあったと思うとなんとなく(その時代を生きていないにも拘わらず)懐かしくなります。2015/11/07

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