時代小説文庫<br> 日雇い浪人生活録 九 金の色彩

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時代小説文庫
日雇い浪人生活録 九 金の色彩

  • ISBN:9784758443364

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内容説明

先代・吉宗の遺命で幕政の中心を米から金へ転換する改革を進めるお側御用取次・田沼主殿頭意次。その手伝いをしている両替商・分銅屋仁左衛門。二人は腹を立てていた。分銅屋の用心棒・諫山左馬介を御家人殺しの下手人として、会津藩の留守居役高橋外記に売った人物がいる──田沼意次は高橋外記に牙を?き、分銅屋は南町奉行所の御用聞きを呼び付けた。左馬介は日々実直に務めを果たすが、柳橋芸者・加壽美こと御庭番の村垣伊勢と分銅屋の女中・喜代との間で板挟みに。真面目で正直な主人公が大人気、シリーズ第九作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

89
日雇い浪人生活録9作目 2020.05発行。字の大きさは…小。親の代からの浪人・諫山左馬介を通して江戸時代後期の「お金」について書いた物語です。此度は、分銅屋仁左衛門が手に入れた鐚銭を、御側御用取次の田沼意次に見せると。意次から、鐚銭がどこから出てきたか調べを依頼されます。それを左馬介が調べます。どんどん話を広げていきます、ついて行くのが大変です。公儀お庭番で人気の美人芸者・加壽美と、分銅屋の嫉妬深い美人年増女中・お喜代の二人が、左馬介に絡んでくり広げる女の戦いが物語を少し華やかにしています。🌿続く→2021/01/10

とし

74
日雇い浪人生活録「金の色彩」9巻。側用取次田沼意次と雇い主分銅屋仁左衛門に見込まれれるは、お庭番村垣伊勢にも分銅屋の女中喜世にも惚れられ、モテモテの主人公日雇い浪人の諫山左馬介さんの行動が面白いですね。2020/11/09

mm

18
やはりサラサラと読める。内容より今はこのサラサラ感のファン?今回の豆知識1、江戸の町駕籠は、1時間で一里くらい進んで、料金はかけ蕎麦二杯半くらい。酒手を貰える場合は早く走る。豆知識2、会津藩の祖、保科肥後守正之は家光の異母弟。将軍と近い名門なんだけど、将軍家の血脈が変わるし、四代目藩主が早死にするなど、幕府の要職から離れていくのが吉宗の頃の話。豆知識3、吉原の中に籠では入れない。吉原で店で客を取るのは下っ端のみで、普通は少し離れた揚げ屋で客を取る。豆知識4、表高には軍役が付加されるが、蔵入地は非課税扱い。2021/04/13

Atsushi Kobayashi

15
このシリーズは無理があるようですね。説明文が長すぎです。3ページぐらいあることがあります。 「破斬 決定版」の方がテンポが良くって面白かったりします。2020/05/16

蕭白

11
御三家の登場で、話がどう展開していくのか楽しみです。2020/09/12

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